当尾はただの石塊にも目が 南山城と奈良里山の仏

 

本日は「蓋」について。

蓋と言えば以前檀家さんに配布した手拭いを思い出しますが。

 

アメリカ大統領選の投票が始まりましたね。

あの罵り合戦が終わると思うとそれはそれでいいのですが、「選挙にインチキがあった」とトランプが果たしてスンナリ敗北を認めるか・・・との予測もあって、本当に「蓋」を開けてみて、それもしばらくの時間が経たなくてはわからないとのことです。

 

トランプがこの4年のうちに提起したたくさんの問題のうちそのアメリカ社会に与えた二極化というか、それ以上の分断に関しては一番の心配事でもあります。世界中に伝染しています。

米国内も暴動が起きるかも知れない・・・とピリピリ感が漂っていますし。

 

ハリウッド映画に育てられた私として思うことといえば今のトランプ思想に迎合する人々などはしばしば映画の中に登場してきたということ。

ただしその殆どがストーリー上の「悪役」で正義の主人公に打ちのめされて消えていくという運命にあったような気がします。

ずっとアメリカの正義というものに慣れ親しんできた私にとって大いにそのトランプの存在とそれを讃える人々に違和感があったものですが、なんとかその嫌な流れを変えていただきたいものです。4年間気色の悪い思いをしたくありませんから。

 

まぁアメリカ国内の話ですから、遠い国のアジアからどうこう言うことに意味はありませんが「面白い」と唸らされたのが超有名アーティストで女優のレディ・ガガがバイデンの応援演説に登場し、「トランプを落とせ」風の言葉を吐いて歌も披露したこと。

日本国内だとどうでしょう。

日本の芸能界などだとちょいと政治的な発言をすると酷いバッシングが浴びせられてその世界も「政治的発言は控えるべし」の風潮が蔓延っています。

時に政権の批判など「とんでもない」などと「干される」おそれがあるといいますからね。

 

オカシイですね。

大統領選の如く「罵り合いをヤレ」というものではありませんが、発言に「自由」というものがあってしかるべきもの。

テニスの大坂が米国で殺された黒人たちの名をマスクに記して勝ちあがる様子に「スポーツに思想を持ち込むな」などという意見もあったようですが(特に日本国内から)、政治思想であっても自由に発言できるのは素晴らしい事です。

都合の悪い事には「蓋」をするといった日本学術会議の非任命の件などは見苦しいこと甚だしい。これは世界から見た違和感でしょうね。

 

日本人の学者・科学者たち、これからその研究の舞台を海外に求めてどんどん出て行ってしまうかも知れません。

自由な研究におカネは勿論、その場を提供してくれる国は数多あります。

日本は自国の学者にその学問のステージを提供できない、させない・・・という政治姿勢が見えてしまいました。

中国など日本の「知」を引き抜いていこうとする傾向があると聞きます。

 

少子化を放置し続け、将来の財産、いまある「知」というものを邪険にしてそっぽを向けられる様、まったくもって無能なる政治を目のあたりにしている感。

人口減少の対策こそ喫緊の課題で知者の総力を結集して対応すべきもの。

その解消と人口の増加こそが政治屋さんの大好きな国の防衛力となるのでしょう。

 

さて、画像は当尾のただの巨石たち。

昨日も看板なしの遺物の存在もあったことからして「もしかして・・・」と一応はその石の地肌を眺めに行ってしまいます。

まぁ徒労でしたが・・・。

④⑤は笑い仏への道。①~③は笑い仏から唐臼(からす)の壺摩崖仏に至る道から。

 

ブログでは気が向いては時に南山城から奈良の里山の石仏に墓地を記してきましたがあまりにも適当すぎて纏まりに欠きましたのでここで一旦それらを集めてみました→地図

私の独り散策の一番はこちら当尾。

奥方も連れての行脚もありましたが、双方ともイイ事はありませんね。「足手まとい」と言ったら怒られるか・・・

 

尚、奈良般若寺は里山とはいえませんが笠塔婆と十三重塔に限って飛び入りさせました。

今後追加分についても追記しながら左側ナビゲーションに入れていきます。

 

2020.11.03  四面仏

2020.11.02  一願不動

2020.11.01   岩船寺よりスタート

2020.10.31 三体地蔵摩崖仏

2020.10.30   ミロク辻首なし地蔵

2020.08.03   般若寺笠塔婆

2020.07.30 般若寺十三重塔

2020.07.29 当尾西小墓地

2020.06.14   浄瑠璃寺石灯籠

2020.06.13   浄瑠璃寺石臼

2020.06.11   下の坊

2020.06.10   下の坊

2020.06.09   下の坊

2020.06.07   普光山永照寺下の坊 婆羅門杉

2020.06.06   カヤの木のある阿弥陀堂

2020.06.05   浄土の十王仏

2020.04.16 段ノ塚古墳 舒明天皇八角墳墓

2020.04.15   浄瑠璃寺山門

2020.04.10   役行者像 岩船寺近く

2020.04.08 大門仏谷阿弥陀摩崖仏再訪

2020.04.06 岩船墓地埋め墓と受取り地蔵

2020.04.05 岩船墓地笠付石龕六地蔵

2020.04.04 岩船寺墓地ミニ石龕仏

2020.04.03 明徳の別所石龕仏

2020.03.26 山添 ほうらく地蔵

2020.03.25   福住下入田笠石仏(阿弥陀如来)

2020.03.24   福住下入田公民館の石仏

2020.03.02   長谷寺一般墓域 

2020.03.01   長谷寺墓域の洪水碑 判明「初瀬流れ」 

2020.02.22   長谷寺墓域の洪水碑 

2020.02.17   当尾千日墓地御堂の石台

2020.02.12 柳生 小径の阿弥陀摩崖仏

2020.02.06    柳生墓地 「埋め墓 詣り墓 受取り地蔵」

2020.02.13   当尾千日墓地 受取り地蔵

2020.02.12   柳生 阿弥陀摩崖仏

2020.02.11   当尾西小墓地 埋め墓と詣り墓 

2020.02.08   当尾千日墓地十三仏残欠

2020.02.07   当尾千日墓地永禄と天正銘

2020.02.06   当尾千日墓地双仏

2020.02.05   当尾千日墓地石灯籠

2020.01.26 当尾千日墓地十三重塔

2020.01.25 当尾新川石橋と石仏

2020.01.24 当尾岩船寺石風呂再

2020.01.22 当尾の小川(新川)にて

2019.09.21 当尾大門石仏群

2019.09.20 当尾東小墓地

2019.09.19 当尾首切り地蔵

2019.09.18 当尾藪の中の三体仏

2019.09.17 当尾あたご灯籠

2019.09.24 当尾岩船寺貝吹岩

2019.06.14 当尾浄瑠璃寺

2019.06.13 当尾浄瑠璃寺と岩船寺

2019.06.12 当尾浄瑠璃寺

2019.04.23 当尾岩船寺境内

2019.04.22 当尾岩船寺五輪塔

2019.04.21 当尾岩船寺十三重塔

2019.04.20 当尾岩船寺宝塔

2019.04.17 当尾唐臼の壺

2019.04.16 当尾岩船寺からわらい仏

2019.04.11 柳生疱瘡地蔵 徳政碑

2019.04.10 柳生街道の石仏

2019.04.04 当尾眠り仏

2019.04.03 当尾わらい仏

2019.03.24 当尾ミロクの辻

2019.03.23 当尾西小五輪塔

2019.03.22 当尾大門阿弥陀摩崖仏

2019.03.19 北阪原摩崖仏

2019.02.18 下狭川摩崖仏

2019.02.17 阿対石仏

 

2018.07.23 山添摩崖仏  

 

 

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コメント: 2
  • #1

    小山昭治 (水曜日, 04 11月 2020 09:07)

    連なる場所を一覧すれば「すごい」の一言です。
    「行こう」「行く」ができたのは素晴らしいことです。
    うらやましい。
    アメリカの話:日本ではトランプを悪者扱いしますが、大統領です。
    選挙で選ばれた人です。アメリカの半分少しは大統領を支持しているのです。
    日本は、マスコミの仕方で国民の感情が左右されます。
    気を付けて自分の目で感じ、見ることが必要です。
    本来ならば、選挙で選ばれた以上は、反対体制の人でも協力するのが民主主義です。
    それがなく、2極化するのが一番怖いですね。
    トランプの結果として2極化が激しくなったのは確かです。
    それでもアメリカ国民の半分は支持の結果を出すのか。
    いずれにしても民主主義、選挙がいいのか疑問です。

  • #2

    今井一光 (水曜日, 04 11月 2020 16:51)

    ありがとうございます。
    まだまだ私は放浪が足りないと思う次第。
    「これから」という気概だけはあります。
    これからも石仏たちから力をいただきたいものです。

    子供の好き嫌いの如くのアメリカの大統領のこと、東洋のサル(わたしのこと)が
    あれこれと面白がって騒いでも詮なきことでした。
    アメリカ人がうまいことまとめてくださればそれでいいことですね。