先日、元総代が奥様を連れてお参りに。
門前のクランクに神経を使うことになりますので、普通車の場合は腕に自信がないと躊躇するところですが、境内に車を乗り入れて来られました。
それは、奥様が退院直後の杖を突いての状況、リハビリを兼ねての寺参りでしたから。
2か月以上前に自宅前の本通りで転倒して「どうにも立つことができない」で歩道上で難渋していたそうですが、そういう時に限って通行人はまったく無し。
ようやく目に入った人が近所に住むやはり檀家さんだったそうで大声で助けを求めたとのこと。
3人がかりで自宅に引き込んでから救急車を依頼。
大腿骨を骨折して即手術。2か月の入院とリハビリ生活となったとのことでした。
「ボルト装着の違和感はない」そうで、リハビリトレーニングの効があったのか「調子は良く、杖を忘れる」とも。
そして現時点の「入院」というものの難儀の数々を話されてはいたものの順調な復活の途をしっかりと歩んでいる感。
安堵させられました。
元総代はその間、「相良じゅうの飲食店を食べ歩いた」そうで、どの店のどのメニューがおいしいか、数店ピックアップしていました。
タイミングによってはあの相良で一番の繁華街、本通りであってもなかなか助けは来ないこと、あるものなのですね。
私が「転ぶ」「落ちる」時はもっと人の目につかないような場所です。
境内ならお参りの方もありますが、山城行脚などは人っ子一人遭遇しないこと、普通にありますからね。
山歩きの「一人遭難」よくある話。
私が「転んで、落ちて」動けなくなることと入院して2か月間リハビリ生活を送ること、しっかり頭に入れておかなくては。
「お前はどうする?」「まさか・・・」と平チャラの躰ですから。
スマホの電池と電波の状態は気にするようにはなりましたが・・・
さて、昨日の午前は境内で少々過ごしてから菊川方面へ。
その帰り、いつもの横地城を左に見ながらトンネルを通過後少々菅山方向に上がりますが、台地上に上りきる前に今川義忠の墓参りを兼ねて昼寝でもしようということになりました。
先日は笹子について記しましたが特に今の時分は彼らの声はもう一人前。特に山間部に入ればウグイスの声は当たり前になっています。
そのウグイスに交じって台地ではホトトギスの主張も耳に入ってきました。
ハッキリと大きな鳴き声を間近で聞くことは、田舎住まいの相良であってもなかなか味わえないもの。
その目には見えない耳からのみ得る「美」の元、昼寝と洒落こもうというのが奥方のアイデアでした。
「どこかで停まれ」のご指示に塩買坂の舌状台地の北側の谷を隔てた向かいの台地上にある今川義忠の墓に。
私はこの場に来て「昼寝」するなど有り得ませんのでうろうろと墓碑たちを眺めて廻りました。
何度も訪れている地ですが、新しい発見がありました。
義忠祠の裏側に確りと区画を区切って石塔パーツの積重ねがありました。異種五輪塔残欠を重ねたものです。
何を意味しているのかわかりません。
しかし義忠五輪塔にマスクを着けたり帽子を被せたり・・・私はちょっとね・・・。
コメントをお書きください