塩買坂正林寺 今川家臣忠死墓は義忠の反対側

金曜日の予定といえば境内作業。

師走下旬であっても週末土日には法事が入っているのと、大晦日の除夕の鐘にむかって細かではありますがやりたい仕事がありますので「えいやぁ」の気持ちでまだ積雪の無い越前か近江あたりでもブラつきに・・・という不埒な気持ちは抑え込んでいます。奥方の目が一番怖い。

 

朝のTBSのニュース番組で例の鐘の件で時間を割いていました。ニュース番組は「変更」がつきものですので放送の決定とはなり得なずあまり他方に吹聴することができませんが、前日の電話取材の際の「もしかしてのお断り」とは違って私の顔とお寺が全国放送で晒されていました。

お恥ずかしい限りです。

それにしても志らく氏が「クレームを言うヤツは日本から出て行け」の語は笑いました。

その雰囲気が蔓延しているから、今クレームが皆無になっているのでしょうか。そうだとしたらやはりそれもちょっとおかしいことかも。苦情というものであっても本来自由に発信されるべきですからね。

 

全国的に拙寺の件、報じられ有難いことですが、欲を言えば大晦日のお昼の様子を報じていただければ尚有難いことです。

どちらか「ライブで」などという大胆な局はありませんか?

 

さて、昨日は久しぶりの正林寺について記しましたが、大晦日来訪の件含めてコメントを頂戴しました。

ご指摘がありまして

1.入口の石燈籠「今川義忠公」の「今」が左右逆で刻字①

2.本堂から小川を隔てたところに「今川家臣忠死墓」⑨⑩⑪⑫

でした。

 

ということでその画像をアップさせていただきました。

あの小川は水量が多い時は渡れないかもしれませんが、そもそもお寺の庫裏の近くということと掲示板等はありませんのでぱっと見はまず気づかない場所になります。

 

川の中の小石を見つけてステップとして藪の中に歩を進めばスグその石塔とご対面できます。

右側の石塔に「今川家臣忠死墓」とあって文明八年1476の塩買坂で義忠の討死の際、彼と同様に落命した家臣たちの墓ということですね。

 

何時頃建てられたものか、当初は違うものがあって再建されたものか、詳細はわかりません。

それにしてもお隣の石塔はあまりにもおどろおどろしい。

暗がりの藪の中でのご対面はちょっと怖いものがあります。

当方奥方ほどではありませんが・・・。

 

こちらの墓に向かう際は、庫裏に一声掛けた方がイイかも。

尚、義忠の五輪塔は正面参道から見て左側台地の上。

家臣忠死墓は右側底部の藪の中。

気持ちとしては一緒にしてあげれば・・・と思うところではあります。

 

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コメント: 2
  • #1

    お祭り大好き (土曜日, 21 12月 2019 10:48)

    早速、石燈籠と今川家臣忠死墓を記載いただき有難うございます。
    前住職の故田中駒大総長のときと同じように後藤住職に面会したところ、快く今川義忠公の木像と位牌も参拝させていただきました。
    ブログ閲覧者は今川氏重臣松井氏墓石のある近くの堤城跡を含めた探訪をおすすめします。
    大晦日の大澤寺参拝もお忘れなく!

  • #2

    今井一光 (土曜日, 21 12月 2019 20:37)

    ありがとうございます。
    なるほど、突破力がありますね。
    あちらのお寺で見学を断られたなどいう人を見たことがありません。
    デカい寺にデカい歴史、そしてそこにいらっしゃる住職の大きな包容力はつきものなのでしょうね。宗旨は違えど見習っていきたいところです。
    拙寺参拝の件ご推奨ありがたく思います。