お茶屋じゃなくてお寺です  東急ハンズでお茶店

家の中もそうですが境内は現状決してお世辞にもキレイなレベルとは言えないですね。

しかしながら、檀家さんたちは「いつもキレイにしていただいて」と仰る。

案外話を真に受けて聞いてしまう私としてはプレッシャーが大きい言葉です。

この美辞は相良においてはただの「挨拶言葉」なのです。

どちらでも見受けますが掃除をしている知り合いとすれ違えば必ず「キレイになります・・・」ですからね。

 

ということでそれを「褒められた」と思って喜んでいたら「痛い人」になってしまいます。「こんにちは」という挨拶に色を添える言葉だったのでした。ただの「礼」に一味つけて挨拶をするのは人情味を感じます。

 

ところが関東系の「嫌味」の世界の生活が長かった私などは、逆にその言葉は逆説ではないかと勘繰ってしまうのでした。

「きたねぇからもっとキレイにしろ」と。

ということでその言葉をかけられたら「とんでもない・・・」と時として言い訳染みた事をたらたらと。

現実に最近は以前の様に動けていませんし、サボってもいます。

まぁ他にいろいろ、やりたいことがあるところにきて各所に問題が発生して手が回らなくなったというのが現実なのですが、課題としては頭には入れてあります。墓地だけにボチボチ・・・

 

ちなみに今やらなければいけない事として頭に入れていることは

①相良に梅雨時の羽アリの大発生があったとのことで本堂にも 

 数匹見かけたことから畳をあげるなどしての被害有無の確認 

 とその防御態勢、薬剤の散布

②外周植栽の剪定 クレーム出ています(隣家)

③本堂裏墓地の歩道砕石追加敷設 クレーム出ています

④外壁東側の塗装

⑤北側木製遮蔽壁の塗装

⑥庫裏クラック埋めと塗装 雨漏りしています

⑦ペット墳墓の建立 依頼がきています

⑧拙寺代々墓地の完成まだ

⑨東側墓地の水はけの悪さ解消 クレーム出ています

 

⑨は最近発覚したのですが、従来排水パイプが東側隣家敷地側に

出ていたのですが(直接出ている場所は厳密には拙寺敷地)最近になってセメントで閉塞されていることがわかりました。

檀家さんに最近の雨のあとに墓参りに行けばプールになっているというクレームがありました。以前にも会館2階からの雨どいの水が隣家側に流れるのは「いかがなものか」と指摘をいただき排水を当家境内側に向きを変えたという経緯がありました。今回の問題は本格的工事(ミキサー車1台)になり自分がやれるレベルではありませんので予算の捻出からですね。一番安上がりなのは浸透桝を作ってゴマ化すか・・・です。それなら私でできますが・・・

どこから手を付けていいか迷います

 

さて8月の拙寺の表向きのイベントは8/15と8/19ですが、実を言うとまだ7月にはあと2回ほど気合いを入れているイベントが残っています。

 

まず7/30日には牧之原市の広報が絡んでいるイベントで中国からの20余名のお客さんの接待です。

本堂を使用させて欲しいということで、応じました。

中でのイベントは着物着付け体験、点茶茶道体験、当山抹茶接待、と昼食というスケジュールになる予定。通訳付きですから言葉の件、安心とのこと。

 

あと一つは間近になってもう殆ど確定ですが、7月19日(日曜日)

は当山婦人部の皆さんが府中(駿府・静岡)に赴いて、「茶店」を開店いたします。

開店といってもその日一日だけですが、牧之原茶の当山「無量寿」を使用した冷茶を振る舞うという企画です。

 

場所は昔の新静岡センター、現在の

 

「新静岡セノバ」3階「東急ハンズ静岡店」

       実演時間 11時頃~18時頃

 

になります。

 

「やってみなくてはわからない」「何もしないより動こう」「リスクは取りにいく」というこカッコいいフレーズを並べて周囲を口車にのせて私の思い付きだけで話を勝手に進めましたが、婦人部に声をかければ案外皆さん乗り気。楽しんでいただければうれしいですね。

 

ハンズ御担当との面談では「お寺が茶の効能をうたって茶の販売にかかわる」ことは日本の茶の歴史にかなうものと力説しました。よって「間違っていないのだ」と。

しかし先日来訪した油谷氏にこの話をすればやはり「ありえないコラボ」と笑っていました。私は「ダメ元の本気」です。

勿論イベントの趣旨は「冷茶」に特化した牧之原深蒸し茶の効能を能書きを記したものを配布、婦人部の皆さんが冷茶の製作実演をして来客者に味わってもらうという企画です。

 

ハンズ側としては冷茶用器具の販売と社を通して健康長寿のすすめと提案、そしてなによりイベントによる賑やかしになりましょう。

お寺としては「無量寿」の味が静岡の中心の「茶の目利き」たちに少しでも伝わればと思っています。「無量寿」が阿弥陀様の別名であるということを知ってもらえればそれもイイですしね。ということで会計の本多氏に頼み込んで販促費としての計上をお願いしました

最近はそのイベントの詰めと用意で頭を悩ませています。

寺楽市のようなイイ加減の「なるようになれ」気分では先方に迷惑がかかりますし。

 

静岡市内の方がいらしたらどうぞ遊びにきてください。

ちなみに婦人部の皆さんには申し訳ありませんが私は法事がありますのでのんびり午後から覗きに行く予定です。

 

画像①は借りてきたサーバー。

水出しの翡翠色の発色を確認。コレがウリですからね。

振舞茶2Kg以上を用意しました。これは概算紙コップ35g

計算して約4000人分。ありえない数字ですが、途中で無くなるとかなり恥ずかしいことになりますので紙コップと水も併せて用意しました。氷は当日です。

しっかり牧之原茶のポスター掲示も依頼してあります

何しろ「ダメ元」で「とにかく何かヤル」だけですね。






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コメント: 4
  • #1

    小山昭治 (金曜日, 17 7月 2015 11:35)

    「きれい」かどうかは人の判断でどうにでもなります。
    要は、「片付いている。」でいいのではないでしょうか。
    私は、週1でお寺に行きますが、きれいである、と思います。

     無量寿PRご苦労様です。
    そこそこに頑張って下さい。無理のないように。
    俗にいう 「やってみなはれ!」

  • #2

    今井一光 (金曜日, 17 7月 2015 21:28)

    ありがとうございます。
    のんびりやらせてください。
    静岡はみなさんと一緒に楽しんできます。

  • #3

    油谷浩之 (日曜日, 19 7月 2015 13:50)

    先日は大変お世話様でした。
    住職のバイタリティには、常々敬服いたします。
    ありえないコラボが文化になり、その時代の象徴になることが多いように感じています。
    今回のイベントの盛況を祈念しています。

  • #4

    今井一光 (月曜日, 20 7月 2015 21:50)

    こちらこそお世話になりました。
    ありがとうございます。
    これからもどうぞよろしくご支援ください。