今も残る惣勢の名称 惣勢山勝頼本陣 もっともっと・・・ 

寒いながらも外の雑多な用件に一日中取り付いていました。

疲れ果てて風呂に飛び込んでからしばらく、各戸締りのために再び外に出ると、懐かしい友人が立っていました。

以前フラッとやってきたのは7~8年前。

私よりも歳下ながら若い頃は彼と共にあちこち無茶をやったものでした。

 

「無碍」館にて話すこと3時間ほど。

結構に調子にのって声を枯らしましたが、テーマは彼の両親の介護と叔母さんの看取りの件。

その叔母さんは愛知県の人でその夫が亡くなってから独り暮らしが続き、病が進んでから彼が静岡の実家に引き取ったと。

 

現状入所施設を探しているそうで、それがなかなか難儀。

それも費用高額で、「長生き」するとなれば叔母の蓄えをオーバーすることは目に見えていると。

そういった悩みは私は卒業しましたからいい気になってその「大変」の聞き役に。

彼は都内の企業の役員になっていてそれは驚かされましたが、親の面倒と叔母の件で最近は週一で静岡に来るようになったとのこと。

 

叔母本人が亡くなった際のため、叔母は地元の寺に夫の遺骨とともに永代供養墓に合葬する契約(300万円)をしているそうですが、最近になって彼の元に更なる支払いの要求が来たことで困惑させられているといいます。

そしてそれは「永代供養」の考えと違うのでは・・・と私に。

 

まぁ寺それぞれの事情があるのでしょうが「社会通念上」ちょっと違うかも・・・の所感を。よって拙寺の場合について参考までに伝えることになりました。

「一處一所墓」という合葬墓の件です。

そちらの懇志依頼は「墓地改葬の場合で25。新規49日までなら20、2人目がその半額、3人目がそのまた半額だよ」と概略説明しました。

そして永代墓であるが故、その後については「一切のご依頼はなくお参りはいつでも気軽にOK」と。

 

彼の叔母が既にそれら支払い済みであるのなら(契約書面もあるそう)それ以上の請求は「オカシイかもね・・・」というのが私の思い。

彼の気持ちとしてはその夫と同じ合葬墓に入れたいそうで、亡くなった地(静岡市)で火葬し、遺骨を持参することはできるものか・・・という質問も。

一般的に葬式をしないで、納骨だけOKという設定はお寺にないでしょうからその分いろいろ難癖が付くのでは・・・でした。基本施主の自由。

しかし事前に葬儀費用100万円は支払い済みだとも。

スゴイ人が居たもので世の中広いと驚かされました。

 

また彼の管理する実家の墓は静岡市内に霊園にあるとのことでしたから、「支払った100万円を返却してもらうよう頼んでみてダメだったらその夫殿には申し訳ないことだが実家の墓に埋葬すれば・・・」とアドバイス。

気兼ねなく彼が葬式を出してその墓に・・・です。

 

そうあれば面倒くさい話から縁を切ることができますからね。まぁ、親や親戚の死に携わって行かなくてはならない齢になったということしみじみと語り合いました。

 

そしてゴチャゴチャとトラブったら・・・の話。

勿論「訴訟のすすめ」でした。

彼も宅建所有者で、民事訴訟熟知。トラブル対応には慣れていますからね。本人裁判はお手の物。

 

今時、お寺の言い分など無いようなものですし「やりたいようにヤレ」でした。色々と暴かれて見苦しいのはお寺の方ですからね・・・

私の身近なところでも「訴訟、訴訟」とばかりに弁護士事務所に通っている方がいらっしゃいます。勿論お相手はお寺さんですが。

私もトラブルは御免ですから、出来得る限りご門徒さんの話に耳を傾けるよう心掛けています。

 

昨日NHKBSで13時から私の好きな1965年の映画「For A Few Dollars More」が放映されていました。その「More」の通り幾度も視聴していますが・・・。

そのタイトルは拙ブログでも何度か記していますが、私にとって超がつくほど好きな言葉です。子供のころからずっと・・・

人の僅かなカネで命を賭する愚かさ、いつも満足というものがなく「もっと、もっと、もっと・・・」とばかりに欲を露にする性を端的に表している言葉でまさにそれが「人」そのものだからですね。哀愁まで感じてしまいます。

その「もっと、もっと」で国民を地獄に叩き込むのが戦争でした。為政者の「もっと」ほど恐ろしいものはありませんからね。

また強くあるなどの必要はありません。為政者の勇ましい発言を信じたらロクなことがないというのが歴史。

 

扨、先般の高天神城ご案内の際に立ち寄った、勝頼が陣を張った惣勢山に。小原鎮実の墓があった場所近くです。

そちらでたまたまお向いの石碑周辺の草刈り中だったご夫婦としばし歓談しました。

地元では今もこちらのあたりを「惣勢」(そうぜい)と呼んでいるそう。「惣勢の林さん・・・」の如く。

以前は周辺の「姥懐」について記しましたが古い字名や地元ならではの名が残っているのには感動ものでした。

 

③は三の丸トイレ使用不可の図ですが、追手側駐車場のトイレも破損使用不可でした。

掛川市はここまで予算が廻らないようで。