西尾の奥屋敷稲荷 山の神稲荷

どこか遊びに行きたくなるような絶妙なお天気。

今年の台風シーズンは「去った」と考えていいのでしょうね。

朝晩は油断したら「ヤラれる」を思わす冷えを感じましたがまだまだ当地は22℃~24℃(庫裏)でお楽勝気分。

山間部の川根辺りでは最低気温5℃を叩き出していましたから沿海域相良の気候ありがたし。

あとは報恩講前のどちらかで境内の熱帯系植物の鉢植えをテラスに収納し、地植えのハイビスカスとテラスから漏れた数鉢を手製温室に囲うという作業をいつやるかということになります。

ここ数日は法要が立て込んでいますのでまだ先のことになることは確実ですが。

 

まぁ10℃を割るくらいならば彼らは何とか我慢してくれるでしょうから報恩講が過ぎたとしても大丈夫なのですが。

問題は寺楽市の出店も少なからず予定されていますので植木鉢は確かに邪魔になります。

 

この冬は「酷い寒さになる」と各方面から脅かされていますが、インフルエンザのワクチンの未接種ということで、その蔓延は困ります。

そこへきてコロナの下げ止まりと「ひょっとして反転攻勢?」を思わす増加傾向、8波の襲来となると、またうんざりさせられる日々が継続するということになります。

現状の「マスク外させろ」「旅行イケイケ」の緩み気分からして十分にあり得ることだと思いますね。

 

国も社会も経済のために多少の犠牲はやむをえないというスタンスであることは違いなし。

まぁ「自分が死ぬ」ことを視野に入れていなさそうなところに哀れを感じますが、私はそういう場合、ババを踏むのは往々にして弱者ということもあって、そこのところ、どうも納得がいかないところではあります。

 

私が最近、冬期突入前に「生きて暖かい春を迎えたい」と特に思うのはそこですね。

インフルエンザ+コロナ+ワクチン副反応+低温による高血圧+血管障害を乗り越えなくてはなりません。

 

さて、昨日の浄賢寺の周辺。

以前はやはりその近くの石川台嶺の処刑場に向かう際に車を乗り捨てて街区をぶらぶら、出くわした神社がありました。

それが奥屋敷稲荷(山の神稲荷 場所はこちら)。

 

「山の神」については先日も記しましたが、こちらの「ヤマ-カ

ミ」をこちらに降臨させたのは田中吉政といいます。

吉政は岡崎に入った際、こちら西尾城まで領していたのでした。

一言広範囲です。

秀吉の吉政への特別待遇が垣間見られるところ。

 

時代は下って看板には西尾藩二代(大給松平家)松平乗完(のりさだ)の名が見えます。寺社奉行、京都所司代を経て松平定信が老中首座に就任した際、老中になった人です。

 

ここの「ヤマ-カミ」は庶民の切なる願い、「病気平癒」について参詣を集めたとのこと。

尚、その病気の件も私は「因幡の源佐」の言う「持ち前の通り」なのですが。

でも冬は怖い。