品川から37番目 藤川宿本陣・脇本陣 底辺のお仕事

スゴイ・・・と思ったのが「就職活動情報サイト」とやらが出した「底辺の仕事ランキング」の件。

その手の仕事を勝手に決めつけ「そもそもランキングなどを点けるものか?」とまずギモンに思いました。

そして挙げられた職種に従事している方たちが実際にあるわけでその仕事を「底辺である」などと決めつけられるというのは気分がイイものではないでしょうからその見下し感には配慮というものを微塵も感じられません。

 

一言で言って意味不明といってもいいランキング羅列。

既にサイトは削除されているとのことですが、その手の事を本気で記した人間の神経のやれやれ感。

 

要は職業差別ですね。

羅列すれば・・・

「土木・建設作業員」「警備スタッフ」「工場作業員」「倉庫作業員」「コンビニ店員」「清掃スタッフ」「トラック運転手」「ゴミ収集スタッフ」「飲食店スタッフ」「介護士」「保育士」「コールセンタースタッフ」といいます。

 

その「低年収で避けるべき」仕事とは肉体労働で「誰でもできる仕事」「くりかえし」とのことですがじっくり考えるとまず思いつくのは私の仕事。

後の4つの職種は私はまだ経験がありませんが、その他の仕事は日々繰り返して行っているもので過去にもその経験があります。

寺の経営(経を営むが主ではありますが)はその手の仕事の集積になりますから、ランキングに登場してもらわなくてはいけません。

坊さんなどヤル気さえあればどなたでもできる仕事ですからね。

結構に「後ろ指」の話題も豊富なようで・・・

また、みんな同じ、底を這うような痛みを伴う感覚・・・は特に当流には必要です。

 

またどうしてその「お仕事」がこちらに登場していないギモン。それが国会議員のセンセーですね。

雲隠れしたあの御仁の如く、ガッツリ議員さんのボーナスまで貰えるほど大甘、稼ぐことができそうな職種。

経験上「えげつない」心の持ち主の方が多い職業かと・・・

 

多少の図々しさがあれば誰でも立候補できますからね。

運よく当選しちゃったらそのご利益は半端ではありません。

選挙はバクチ・・・ともいいますし。バクチの勝者という点も底辺感ありますね。

最近の芸能化しているところもまさにある意味「底辺」を感じます。庶民の認知度をターゲットにしてる点がそれ。

 

一体その手の偏見をわざわざと記すその意味は不明ですが、要は「ラクに稼げる仕事に就け」ということなのでしょうか。

「それを言っちゃあ、おしめぇよ~」ではあります

その風潮は怖い・・・。

 

一昔前の言葉で言えば「背広とネクタイ」・・・ホワイトカラーの優越をも思い起こしました。

何せ差別的で時代錯誤、陳腐な発想でした。

 

さて、東海道藤川宿。

昨日の国道1号側の藤川駅前の家康像からは線路を隔てて少しばかり東へ。

宿場町の面影を残した旧東海道に藤川宿の本陣と脇本陣の跡があります。

 

宿泊に格別があった時代。

時代劇によく登場する語ですが、たまたま昨夕のBSの「水戸黄門」で語られていましたね。

藤村の「夜明け前」にもありましたが、宿場町のお役「経営」もまた大変です。