無意味と思われる常夜灯 遺すのか安全重視か

午前9時30分の地震。

ズシンと下から突き上げるような感じで一瞬で終わりました。

外を歩いていた人に聞けば「知らない」というくらいですから軽微なものだったのでしょう。

 

奥方は震源地を知るためにテレビ画面に注目しますが、都内から発信されている番組だからでしょういつもの「即座に」の情報はナシ。

何事も無かったごとくの通常で、これは最近の都心から東北方面の震源ではないということです。しばらくして「新城で震度4」とありました。

東西三河を中心に遠州西が揺れていたのでした。

 

新城と言えば中央構造線が走っていますし、最近の太平洋岸に集中する揺れに関して日本列島そのものの生来の本質が表に出だしたのだと考えれば、まさにその「船」の上に載る私たちの運命は儚くもただただ「まかせる」他はないわけで・・・

手の打ちどころ無し。

 

さて、いつもお世話になっているグーグルマップですが、時折おかしな記述に遭遇したりします。

その地図を切り抜いたのが「木戸古城跡」。

最後の画像です(場所はこちら)。

以前(相当前に)成瀬藤蔵正義が在城していたといわれる木戸城についてさらっと記したことがありますが、その正義がそこに居たという確定的史料はのちの史料(寛政譜)ほか伝承数点ばかり「よくわからない」というところ。

 

その木戸城とは地図の「木戸古城」より南に約300m弱、矢作川の堤防手前の現春日神社のことになりますが、その城よりも「古い城」があったということをその地図が示唆していることになります。

 

そもそも成瀬氏が木戸に入った頃といえば松平信光が安祥城や岡崎城を奪取した頃を推するに間違いないところでしょうがその「古木戸城」については歴史的混乱に拍車をかけていることは事実。

一般的推測としてはそちらには実は石川氏が先にいたのだという説があるということで、石川氏の城(館)がこちらにあったということをまさにそのグーグールマップは主張しているのです。

 

私はそのピンポイントに「ここだ」と言わんばかりの「木戸古城跡」の主張に違和感がありました。

それなら近くの長因寺が相応しいだろう・・・というところです。

 

何よりも地図でそのピンポイントに指定しているのが秋葉山常夜灯なのです。

それも今は撤去されてそちらには今何も遺っていないのです。

 

その常夜灯は以前からそのトップ部分が地震によって落ちるなどの経緯があったところに最近の南海トラフ地震の脅威が伝えられるようになって、町内でその処置について紛糾、遂に解体撤去処分が決まったのでした。既に1年以上前。

 

なぜならばそちらは学童の通学路でありながら車両の通行も多く、かつ変則的交差点の湾曲部分。

撤去の反対意見も多くあったようですが、事故が起これば責任問題に発展する事案となりますので、その結末、撤去処分となったとのこと。

 

常夜灯は最近見かけられなくなったもの。歴史的遺物として考えると殊に惜しいことです。

他所で移転するなどしてあげられれば良かったのではと考えますがそれは当事者からすれば大変なこと。

その撤去処分で町内は200万円程度の出費があったそうですが、それが解体撤去でなく移動再建となればその倍の経費はかかるでしょうから・・・

私も墓石の撤去について相談を受けますが移動設置(引っ越し)が一番経費がかかります。

 

ちなみにこの常夜灯を「木戸古城跡」として指す意味は「どうでもよかった」アバウトな感じだけだったのでしょうね。

「それらしく」は一応感じますが・・・

その常夜灯とは時代的に見て、木戸古城とは一切関係ないでしょうし、そもそもこちらにあった常夜灯も近年どちらからから移転設置されたものだと聞きました。

城跡の根拠ナシ。

 

そのピンポイントを信じて、そちらが木戸古城と思う人も多いでしょうが、その城館跡は、まぁ場所的に離れていませんが、前述した長因寺とした方が余程マシ。④と⑤(現在)の右奥にその本堂屋根がチラっと見えています。

 

①の標語はそちらのお寺の掲示板から。

これからが これまでを決める」・・・なるほどね。

言い換えれば「未来が過去を決める」ということか。

ポジティブに前向きに・・・また「都合の悪い過去を書き換える・・・」などもあるある。

寛政譜なども、その手の事あるでしょうね。

 

また無用の長物は「趣としてはイイ」のですが将来の安全というところを考えるとマイナスしかありませんからね。

そういうこと・・・

 

私は学童の通る拙寺門前の石柱の設置ベースを「絶対倒れない」と言い切れるほどにガッチリ固めた経緯がありますので、その気持ちは大いにわかります。

寺といえば石塔類またぞろ・・・拙寺には灯篭類は皆無ですが、以前は「あってもいいかなぁ~」と思った頃がありました。

今は地震ばかりの地につき「イラネ~」になっています。