感動色々 NHKドキュメント72時間 沖縄のこと

NHKの受信料の支払いを拒絶するための根拠として、その電波にフィルターを掛けて「見ていない」を主張するという機械が発売されるそうですね。「見えない=支払不要」の論理です。

発端は昨今のあの放送局の「公共性欠如」という評価でしょうか。

会長の意向なのか何なのか低視聴率見え見え(現実低評価)の大河ドラマを製作する姿勢や人気キャスターの首の据替等「ひょっとすると政治圧力?」を感じ、いたって放送が恣意的であるとの指摘でしょうね。

 

理由はともあれ要はカネの問題です。

最近は放置すること(料金不払い)は「経営の根幹」に関わるという理由から、より厳しく対応されるようになって訴訟や強制代執行まで行われるようになったというのが現状です。

そんな中での不払いのチャレンジグッズの登場ですね。

おそらく結局は訴訟問題に発展して、最終的には裁判所判断となるでしょう。私はこの「NHKは見えませんテレビ」を主張したとしても法律でテレビのチューナーを持つ人一律に支払を命ずることになりそうですので殆ど無駄な抵抗のような気がしますね。

 

学生時代に私は喜多見(小田急線)のアパートに住んでいて、昼間は家に居ませんでしたのでその局の集金員さんに出くわすことはなかったのですが、友達連中は異口同音にその集金をどう免れるかについて論じていました。

集金員に対し「テレビは持っていない」と主張続けていたがそれも限界。次回部屋に上げてテレビが無いことを確認してもらうので、1週間程度テレビを預かって欲しい」などという人間もいたほどでした。

当時は、余程のお人よしか世間知らずの学生しかまともに受信料の支払いなど応じる者はいませんでしたね。まぁ今ほどチェックは厳しい時代ではありませんでした。

 

しかしNHKには結構イイ番組があって私の場合は殆ど夜間はNHKの総合放送たれながし状態。

民放では報道ステーションの時間のみ積極的に廻しています。あとはテキトー。

むしろコマーシャルの煩すぎる民放系のキャンセル機能の方が・・・というくらいでしょうか。

 

前にも記しましたが日曜夜8時今年の大河ドラマはキャンセル。Eテレの日曜美術館再放送に変えますがね。

ちなみに昨日は司馬遼太郎が陶芸家の八木一夫について語った番組のリバイバルの再放送でした

 

さて、先週の予告編を見ていてコレだけは忘れずに見ようと思っていた番組が標記「ドキュメント72時間」(6月19日金放送)です。

特定の場所に張り付いてそこにたまたま訪れた客等に何で何故どうしてと問いかけ、「今」をあぶり出そうという企画です。

今回その番組の現場となったのが沖縄の「シーサイド ドライブイン」でした(場所はここ)。

 

このレストランは私の沖縄時代の「行きつけの店」というより必要不可欠の店でした。というのも私は都合4回沖縄で住処を変えていますが一番最初に入ったアパートがそこの「仲泊」集落の石川(現うるま市)に向かう交差点にあったからです。

お腹が減ったら取り敢えずココという感じで気軽に入って食事をしましたし、駐車場も広いのでこちらで待ち合わせなどとまさに利用度は頻繁。

読谷村や石川へ行く手前の嘉手苅(かでかる)、東山(あがりやま)とその後転居先を変えましたがどの居住地にも近く、ずっとお世話になったレストラン。

それが突然深夜とはいえNHKに登場するというのでまさに「テレビの前」を楽しみました。懐かしく店内の様子やメニューを目にして、テンション高めです。

 

店に入ってスグの水槽に泳ぐ真っ青な「コバルトスズメ」たちも私が好んで食べた「シーサイドサンド」に給料をもらってのちょっだけの贅沢「酢豚」も健在でした。

サンドイッチはお店のサイトによれば460円、激安です。ここいらのファミレスでは1000円以上はするという代物ですね。

地からやって来た友人にこの酢豚をすすめると中の「パイナップル」に驚いていました。私は「酢豚にはパイナップル入り」が好みです。違和感まったく無し。

 

こちらで和食は食べた事はありませんが、洋食系はそもそもベース(基地)内の料理から始まったようで一種独特です。

懐かしすぎて久し振りに食べたくなりました。

 

さて、番組の意図は「人」ですから、メニューが本題ではありません。色々と沖縄が抱えている問題がちらほら垣間見られる番組でした。基地は嫌だけど基地が無いと困る人もいる、基地で食べている人もいるからですね。

 

一番に印象に残ったのが、

ホリの深い顔にもかかわらずウチナンチューなまりの男性の談。

「父親はベースの人で帰国した。会ったことも無いし自分はまったく知らない人。母親もその事には触れたがらない・・・。

でも沖縄に生れて良かった。」でした。

 

沖縄滞在の時、ハーフの母子家庭が結構多かったことを思い出しました。そのとき知り合いにカタマランヨット16フィートの醍醐味を教授してくれた我喜屋氏がいましたが、彼もハーフで上記の男性と同様の家庭環境、母親と二人暮らしでした。

 

今は後悔していますが、つい「英語はペラペラなんでしょ?」などと聞いてしまった私がありました。そもそも彼は日本人であり、私たちと同じ環境の中で教育を受けているので、何も英語に堪能であるとは限らないのです。表面を見てそういう風に考えるのは悪い癖ですね。


今でこそシングルマザーの貧困問題が囁かれはじめましたが、あの頃からその前の沖縄という地(今も全国最低賃金)での生活は本当に苦しかったと思います。

以前にも記したと思いますが私が最初に行ったときの時給は480円に船舶免許持ち(+50円)で530円スタートでした。

貧乏生活でしたが、毎日海で遊んでいるようなものでしたのでまったくOKでしたね。

 

そしてやはり父親の存在は大きいものがありました。

昨年は父親が亡くなりましたが、未だ「死んだ」という気がしないくらいです。

嫌な所ばかり目について「余計な存在」と思ったことも多々ありますが、父親が居る居ないでは結構違ったのでは・・・と最近思うようになりました。

当然に経済面もありますやはり何か漠然とした生き方の中、ある方向の指針となったいうこと、その存在は絶大ですね。

また、父親は少年から青年期に至る子供の強烈なストッパーになります。

箍(タガ)、抑え役として母親一人では役不足でしょう。

 

最近、幼稚園等で父親が居ない家庭が多いので「父の日」のイベントを廃止しようという風潮があることを耳にします。

捻くれ者の私はそもそも「○○の日」などというのはバレンタインなど西洋から来た「こじつけ扇動商売」、ただの旗振りくらいにしか思っていませんので「どうでもよろしいこと」という考えではありますが、もしそれをやるのなら「ありがとうの日」くらいに変更してそれぞれのイベントを催せばいいのではと思っています。

 

私が胸に手をあてて思慮するに、かつてその「父の日」に父へ何か贈り物をしたかといえば「何もしたことがない」と断言します。「母の日」に数回はおしるしのようなものを渡したことはあったようなことは記憶の隅に残っていますが、絶対に父に向かって何かかしこまって渡したということはありませんでした。

それが父親と子の関係であって、プレゼントなどまったくもってチャンチャラ可笑しいことだと思っていました。私も息子にそんなものを期待していませんし、ましてあの者はおカネがなくてピーピー言っていることを知っていますので。学生はそういうものと決まっています。

 

昨日はその「父の日」だったようです。

午前中差出人不明の小さな小包が届き、「コレは爆弾だ」と冗談を言いながらメッセージの一つでもと箱を開けても何もなし。

熟した上等なマンゴーが二つ入っているばかりでした。

すると昼ごろ息子から電話。「マンゴーうまかったか」と。

 

そういえばパイナップル以上に私のマンゴー好きは彼は知っていました。沖縄から内地に帰る直前、スーパーで地元向けの激安のマンゴーを買い込んでクーラーボックスに詰め込み機内持ち込みしていた姿を見ていたのでした。

沖縄で1000円のものが内地では「沖縄産」ということで3000~4000円に跳ね上がりますから。

 

息子のことなど、まだまだ先の事を読めませんが、うまいこと社会性を身につけているような気もしないではありません。

私が思いもしない、それも私がこれまでしたことのないようなサプライズを提供したということは少々感動でした。

しかし金欠病のあ奴がこんな高価なモノを送ってきたことに私の方も慌てて、

①学生ローンなどには手を出すな

②「いいバイトがある」の友人からの勧誘に引っかかるな

③数日前、財布を拾って交番に届けたという話を思い出して、「かっぱらったのではないだろうな」と。

 

そんな失礼すぎる言葉は日常茶飯事ですから全然OKなのですが、今回は仕送りから自分の小遣いの範囲で無理をしたとのことで一応は安堵。

私の彼の状況下でしたら、まず父親に媚びを売ることはムダであると思っていましたので絶対にしないことです。

どうなっているのかまったく不思議です。

 

今一つ私なら絶対に固辞すること。

あ奴は4月初めの男女合同の入寮式で代表の挨拶をしていたようです。たまたま見た大学のHPでわかりました。

しかし一見いたってまともそうですが、騙されてはいけません。

これまで幾度もこちらがひっくり返るような無茶をやらかしてくれていますので。


夏至ですね。

例年は夏至の頃に沖縄の梅雨明け宣言が出されますが今年はかなり梅雨明けが早くて驚かされました。それがわかっていたら沖縄を予約していたのですが。また今年も行けなそうです。

どうしてもその頃はお盆時期でスケジュール一杯になってしまいます。

沖縄の海好きの方にアドバイスしますが、6月中の沖縄、とくに梅雨明け直後は安全で最高です。7月は運。

8月はバクチ。台風が発生したら「おじゃん」です。8月後半から西風が吹きだします。

 

いつも通り支離滅裂度満点のブログとなりました。

①沖縄のオオゴマダラ蝶②ホテルのモーニングバイキング

③送り付けられたマンゴー。そろそろ食べごろ。