牧之原市史料館特別展は12/2まで

田沼相良城本丸跡に建つ資料館(場所はここ)にて開催されている地震・津波展はいよいよ12/2まで。

また、当地区エリア別の津波防災地区説明会もこの資料館にて12/13木曜日夜7時から。次回予想される3連動地震から津波避難等の説明、そして市担当者を交えての質疑応答の時間も設けられているとのこと。

市内他地域の説明会日程も回覧で廻っていますので各ご確認を。

 

さて、今回の特別展は東日本大震災における被害状況を動画で流すブースが2箇所と、被害前後を示す各2枚ずつの同所の写真の展示。

また相良牧之原周辺に残る古文書と史料を展示してその内容を知らせるものがメインです。

 

大澤寺の資料は、一言で言って「より高い場所に逃れること」への警鐘です。

安政地震の際に実際に逃れた現在の小堤山公園の外観がパネルで紹介されていました。(画像②)

当時小堤山は津波の「水攻め」によって「浮島」となったと。

 

地震と津波についての被害状況、実際の悲惨さについてはこれまで色々な形で得られましたが、果たしてこれが実際の地震の際の避難に役に立つかといわれるとまったく「自信がない」というのが現状です。

 

今のところ、小さな地震は来ています。

幸いにも何事も無く収まってくれてはいますが、気持ちはいつも「ああ大したこと無くて良かった」という安堵の思いばかりで津波の事など2の次に考えている自分があります。

そういう意味では津波警報というサイレンは漫然とした気持ちを一掃する意味でより早く出してもらえるよう望みたいところですね。

 

 人間は案外自分のラクな方向を、また楽観的に考えるものなのですから。そうあればこそ、それをサインに家を飛び出す踏ん切りがつきます。

 

 いったいこれからあと何回目のサイレンであの脅威が訪れるのかはまったく未知の世界です。(3.11以降幸いなことに未だ1度の津波警報もありません)

たとえ100回小堤山に避難して実際に津波が来なくとも「次(101回目の)は必ず来る」となかば「狼少年」のようになって吹聴し、自ら逃げる姿を周囲に見せなくてはならないことを知らせていきたいと思います。

 

27日は資料館にNHK静岡の取材があったとのことで、その旨「もしかすると1810のニュースで紹介されるかも」という情報が資料館よりありました。

近江、嘉田知事の「未来の党」立ち上げのニュースでいっぱいいっぱいになってしまったのでしょうかその日の時間内での紹介はありませんでしたが。

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コメント: 2
  • #1

    日比野秀男 (木曜日, 03 1月 2013 16:44)

    大澤寺様

    以前お伺いいたしました常葉学園大学の日比野秀男です。私も展示を拝見しましたが、忘れずに準備をしてゆきたいものです。

  • #2

    今井一光 (木曜日, 03 1月 2013 17:38)

    ありがとうございます。
    行政の方でも継続的に「注意喚起」する意味で
    あの手の催しを頻繁に開いていただければと思います。
    とかく私たちは物事をいつも楽観的に考えがちで
    危機を忘れてしまいますから。