貼交屏風軸装化 旧仏画写経貼交屏風 タワマンて

遠州人として日々の行動の中、頭の片隅に置いていることが以前から毎度ヤバいヤバいと言う具合に刷り込まれている巨大地震のこと。

こればかりはどなたであっても自身と家族が無事ということが第一義ですから「私のところだけは何とか・・・(軽く済んで欲しい)」というのが人情ですね。如何に空しくて儚い「願い」であったとしても。

 

昨日は「東南海地震」としてではなく「首都直下」の死者想定が出されました。

死者は1万8000人(火災によるものが1万2000人で建物の倒壊に

よる死者は5300人)。

災害関連死は最大4万1000人で経済的被害は83兆円とのこと。

アテにならない想定?とあまりピンとこない数の多さですが、気持ちとしては「私は味わいたくない」というのが本当のところでしょうね。勿論私も・・・

 

その発表の中で「へ~ぇ」と思わされたのが今人気のタワーマンションの被害について「想定外」というところ。

耐震不良で根元からポッキリ折れるのか傾くのか、損傷したマンション部材が周囲に降り注いでの被害もろもろについての想定は「ナシです」というところ。

まったくアテにならないデータです。

お遊びの部類なのかも?まぁいわゆるお役人さんのお仕事ですね。「やった感」満載。テキトーな数字並べてる・・・と揶揄されたとしても不思議ナシ。

まぁ私の人生にそのタワマンは縁も所縁もありませんが。

火災発生については念押しされたということで、その警鐘は一定の意味がありました。

拙寺には一応DIYの自動ブレーカー落しは設置していますが・・・ちなみに設置以来一度もそれが稼働したことはありません。

それはとても有り難いことですね。

是非にそれが「落ちる」ような地震なきよう・・・ネガイマス・・。

 

扨、「貼交屏風」について。

その名の通り書画を適宜に「交ぜて貼った屏風」のことです。

「屏風」は拙寺にもいくつかありますが、要は「結界」。

もっとわかりやすく記せば「間仕切り」今風に記せば「パーテーション」ですね。襖や障子もその類になります。

その歴史は古く『日本書紀』(朱鳥1年―686年)に初めて伝来したこと(新羅より)が記されているとのこと。

 

軸化された書や画像の元を辿ればかつては襖や屏風に描かれたものであったなどよく見聞きするのですが、東博の法隆寺館にそれと思しき姿が。

「旧仏画写経貼交屏風」との紹介付き。

表記は左から

①阿弥陀如来来迎図

②阿弥陀三尊来迎図

③千手観音二十八部衆

④釈迦三尊像

⑤聖徳太子および五臣像

⑥文殊菩薩像

 

②三尊形式のスタイルはあまり変わりませんね。ちなみにこちらは拙寺「円光大師(法然)筆」と伝わるお軸。

 

③千手観音の手数の描写に圧巻。

葛井寺(ふじいでら)の国宝乾漆千手観音坐像は「象徴」を超え現物像にもかかわらずもっとスゴイ(1041本)ですが。坐像というところも。そちらにもお目にかかりたいものです。