半蔵門ミュージアムで南無阿弥陀仏 三尺安阿弥風

一昨日の法縁で時間調整の時間がありました。

東京からの参列者の到着が大幅に遅延したからでしたが、連休初日の狂気の大渋滞+事故渋滞が重なったといいます。

 

私などそういった日に遠乗りを控えるようにしていますので、その「狂気」に遭遇することはまずありませんが・・・敢えて史上空前の渋滞にハマったと思うそれはあの3.11の翌日の異常事態でしたね。

その日はたまたま八王子で法事があり早朝に出発したのでしたが東名×、1号バイパス×、1号×どちらも微動だにしないような渋滞。挙句、「中央高速でなら・・・」と浅はかな閃きがあって北に転進したのでした。

しかし高速に入る前に「順延にしましょう」の「解散」の連絡が先方よりありました。

帰寺するにしろ今来た道であっても大渋滞。

こうなったら・・・と中央高速を名古屋方向に向かい、諏訪湖あたりでブラついてから帰ってきたというドタバタ行脚がありました。ちょうどそのあたりで「奥の墓道」氏から「原発がトンだぞ!!」などのニュースが飛び込んで車内テレビに切り替えたことが思い出されます。

 

その法要前の時間で私はその前夜に視聴した盲導犬にスポットを当てた番組の所感をしばし。

それは黒いラブラドールレトリバーの盲導犬としてのお役御免のストーリー。完全にまで訓練され、ボス一筋に生きてきた彼が新しい家に引き取られるその時、ボスへのその忠犬振りと、健気さについつい涙腺が破壊されてしまったことなどを話しました。成り行きでその話を奥方も聞いていました。

そして「飼うならその犬種だな~」とぽろっと余計なことまで言う私がありました。

 

私は奥方に常々「犬はNG」を告げていましたが(奥方は犬猫二刀流)翌朝になって、盲導犬、介助犬のセカンドライフを引き受けたいと手を挙げた人たちを纏めるグループの「列に並んだ(申し込んだ)よ・・・」と。昔から散歩してくれるワン公が欲しいと言っていましたね。

仰天させられましたが、「最期の看取り」の時、泣かされそうで困りました。。

それにしても同居の古ネコたち、イヌの住処はどうするんだ・・・

「当分順番は来ないだろう」とのことでしたが。

 

扨、先日は国立劇場前を通過したのでしたが、その直前にブラっと時間をとったのが半蔵門ミュージアムでした。

③の企画展が催されていたこともありますが、他にも「見たい」とそそられたものもありました。

 

そのミュージアムの他所のその類と違うところは拝観料が無料かつお気軽だということ。半蔵門駅の地上真上にあります。

まぁその母体が独特、その件は各々お調べいただければと・・・

小さなスペースではありますが、十分満足させていただきました。

その企画展の一番の目的は、安阿弥様(快慶風)の三尺仏です。

拙寺の海の如来さんはそれよりも小振りになりますが「そのスジ」(快慶)を推しますので、間近に対面したかったのでした。

他にも各来迎図も・・・有り難や、有り難や・・・