時折遭遇する「罠」。
「罠」なる言い回しは如何にも過剰ですが、私がそれを一番最初に体験した際はまさに「酷い目にあった」感がありましたから、それと同様のことをつい想像して「これは罠」と断じてしまいます。
一般ではそのようなトラップを思うようなアイテムやシチュエーションはまず遭う機会はありませんね。
それを仕掛けるのは葬祭ホール担当さん、引っかかるのは私・・・といったところです。
担当さんは坊さんを引っかけてやろう・・・などの悪意はないとは思いますが・・・。
開式前に香炉の中に炭を入れておくことは準備として当然の流れですが、火舎香炉の蓋は閉めないというのが鉄則です。
いや、閉めたらアカン !!。
昨晩の会にて「さぁ、導師の焼香・・・」という場面で蓋が閉まった香炉に気づきました。
一般焼香客用の線香用の大きな焼香鉢がそのまま中央に鎮座しその火舎香炉が蓋をしたまま隅っこに隠れていたのでした。
「ハイこれ、罠ね・・・」と察知して蓋のつまみを持たず、そっと火の回り具合を確かめるとまさに炎熱の感触、左後方に待機する担当の方に首を15度ほど傾け(どうなってんの?の意思表示)て、おもむろに左の袖からハンカチを。香炉の蓋をハンカチを掛けて外し無事に焼香を遂行しました。
その私の様を見ていた担当さんは式終了後その失策に気づいて謝りに来られました。
「金輪際二度とこのようなミスはやらかしません」と。
終了後試しにその蓋をつまんでみたそうですが「(酷い熱さで)たまったものではありませんした・・・」とその感想を述べていたことは苦笑。
まぁ私はそのトラップの件「いつものこと」の範疇で、袖に入れたハンカチで対処できました。もしやハンカチを忘れたら・・・かなり困りますがね。
あの雰囲気の中で「あっちっち~」とばかりに蓋を投げ捨てたりすれば・・・寅さんなみの笑いの場になってしまいます。
「蓋はしないでOK・・・」でおしまい。
扨、先日は奈良と柳生の往来にある地蔵について記しましたがかつて私が柳生をふらついた時の画像を。
以前「疱瘡地蔵」に向かう道の手前にあったのが柳生陣屋跡。
こちらまで足を伸ばそうという観光客は不在のようで、此処をうろつくにあたり、余所者らしき人とはどなたともすれ違うことがありませんでした。
奈良中心地から足を伸ばしても近くて般若寺、頑張って円成寺止りなのでしょうかね。
時代劇で頻出のその名なのですが(場所はこちら)。
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