GasOneアリーナ牧之原 ひょんなことから観劇に

数日前の予報は大ハズレ。

朝から穏やかで暖かな晴れ間が広がりました。

週明けから「寒くなる(今度はホントに・・・) 」とはいいますが・・・まったくピンとこない11月中旬。

よって昨日は一日中半袖で過ごせました。

とはいいつつも一枚衣を引っかけての室内の仕事。

おそらく外は暑かったのでは・・・

 

8時30分から15時まで私はGasOneアリーナ牧之原の産業祭に詰めていました。

その催しは例年榛原地区と相良地区交互で行われるもので、本年にこのアリーナがオープンしたということからこちらでの開催となったそう。また来年は相良小学校のグラウンドになるとのこと。

本来は榛原地区というのが順番ですが、大河ドラマ「べらぼう」の紹介コーナーが史料館2階に開設される(2月ごろオープン)ということで「続けて(2年連続)相良で・・・」になったようです。

 

初見参の私は申請名として「意次せんべい」 (相良史蹟調査会)でしたが、「本日の担当」として現場に拙寺の名を掲示しました。よってポロシャツ、トレパンの上に間衣・輪袈裟を纏う装いとなりました。

要は「大澤寺」のブースということになってその「意次せんべい」他、昨日記したバックやお茶などを並べたのでした。

 

結果、意次せんべいは43個、バックが7枚の売り上げとかなりの善戦。

もっとも奥方+婦人部長+私の3名の「出仕」ですからコスト的には見合いませんね。息子には寺の留守番と撤収の軽トラ配車を依頼しました。

 

販売方法の妙・・・

坊さんスタイルの場合はあまり声掛けせずに後方でもじもじしていた方が案外イイ・・・を感じました。

当初椅子に座ってテーブルを前にして「読書しつつのウェイティング」を決め込んでいましたが、やはりそれはマズイ!!と反省、後方に隠れるように立って来客を待ちました。

怪しい坊さんがいれば敬遠されかねない・・・。しかし寺を名のるからには私がそのスタイルで居なくては・・・とジレンマもありましたが。

 

そもそも「お寺の出店」に驚かれる方が多々あったようでしたが私に言わせれば「そんなの関係ない」でしょう。

県議の方が見えて「寺は1件だけだね」の言葉にニヤニヤしていました・・・御判断はおまかせします・・・

 

せんべいやバックの紹介が主たる目的でしたが、寺として宗旨特有の文字を並べたり仏教感を大いに漂わせるグッズも。

産業祭という名称ではありますが、拙寺の紹介ということでは悪くない機縁だっかと。

 

バックの販売は「ゼロ~」も覚悟していましたが、7個の売り上げには感謝したいところ。

押し売りに近いものがあって申し訳なかった感も少々ありますが。

特に前述の県議の方にもそれをせんべいとセットでおつきあいいただいたのでしたが、金額はさりげなく昨日記した通り800円でお願いしました。

 

議員さんはバックに色々と買ったものを詰め込んで「これは便利。大澤寺のブースで購入した・・・」などと宣伝を兼ねて自慢げにある方に見せびらかしたそう。

するとその方は「それなら昨日境内で700円で売ってたよ、明日は800円になるとは言っていたが・・・」と説かれたそうで再びブースに舞い戻って「なんだよぉ~」と爆笑していました。

地団太を踏んだといった感じにはありませんでしたが、私はひたすら「もろバレでしたね~スミマセ~ン」。

あと市長が通りかかったため、ご挨拶。やはりせんべいとバックをお買い上げいただきました。

「宣伝します・・・」と。これも有り難い。

「無碍一道バック」を購入いただいた方はすべて私の存じ上げる方たちでした。ありがとうございました。

 

両隣が教育委員会と大河ドラマの紹介ブースでした。

大河のブースの皆さんが昼食に出た際、代わりにそちらに立った方が着物を着た役者さんでした。

それが2025年1月19日の「田沼意次物語」の出演者。

一橋治済役の藤森美香氏でした。

その方にも「意次せんべい」を購入いただきましたが、「ひょっとして 酷え悪役じゃん・・・」などと会話が進むと「意次をいじめまくりますぅ・・・絶対に観に来て・・・」となって「ハイ、ハイ」。

空返事ではなく前売りを史料館で購入する段にまで発展。

 

その役者の着物姿を見た方(やはり市議会議員)が御門徒さんとともに当ブースに来られました。

するとその方は私に「この方は?」。

「大澤寺の住職ですよぉ」と御門徒の方のフォローが入ったのでしたが、お隣の演劇役者を見た流れでやはりその出演者とまちがったとのこと。

隣にいた奥方が「とんだコスプレ野郎で・・・」

 

そしてまた何かの「購買」というカタチにはならなくとも「大澤寺って何て読むの?」「このお寺はどこにあるの?」「あなたは住職なの?」なる問いがありました。

私の井の中の蛙ぶりをあらためて認識した次第。

 

特に色々な地域からの産品紹介ブースが並びましたが私は「千葉県の山武市って・・・」と無知ぶりを露呈。

そちらの担当者に「そこって何処?」と失礼なインタビューをして一つ地理のお勉強をしたところ。

 

相馬からのブースがその隣にありましたが、14時には荷物をまとめだして15時前には宅配便の宛名を記して会場を後にしていました。電車の時間が迫っていたのかもしれませんね。

いずれにしろ皆さん、かなりの遠方からの来訪でおそれいります。

「目と鼻の先」に住まう私など不平不満の一つでも漏らしたとしたら罰が当たるというものでしょうね。

 

私は柿の一つでも・・・と目をつけていましたがどちらのブースでもそれはあっという間に売り切れていました。

よって私は本巣のハツシモなる米を購入。本巣は私にとって比較的身近なところです。

 

こういったイベントにはできるだけ出るべきであると認識しました。

しかし日曜朝から奥方と二人で寺を空けることになりますので息子の留守番が不可欠。

彼の帰り際に留守番賃を請求されましたので高い勉強代になりました。

購入した米も持って行かれて楽しみも喪失。

 

ただ坊さんの「閑」は御門徒さんの仕合わせ。

法務に関してはそうであってもこのイベントの準備と参加に疲労度は5倍はあったかも知れません。

 

継続は力・・・とはいいますが体力が持つのだろうか・・・皆さん頑張っていますから・・・やれるところまで何とか気張っていこう。

特に来年は・・・