あっという間に4月の声。
その時間の動きだけは面白くもなく。まぁ厳冬をやり過ごし命が繋がっているということだけでヨシとしましょう。
人間「次」だとか「もっと」「More」の気持ちが出だしたら御仕舞ですからね。
何故って・・・仏たちが見ていてその有り様を処断するから・・・
ただまかせる・・・自然法爾ですね。
しかし我らはいつも見苦しい躰を晒すばかり。
阿弥陀さんにも見捨てられかねない・・・
境内のソメイヨシノは一昨日の静岡の開花宣言と同時に咲きだしました。
本堂裏、南側墓地のそれで拙寺各種の中で一番に賑やかに咲いてくれる個体です。
その近くにある魚才さんに歓んでもらっていた枝垂れ桜も一輪だけ開花していました。
その才次郎さんも今は施設に入所されてしまい、境内はいよいよ寂しくなっています。
数日前に檀家さんから、家の墓石裏にできた空間を何とかしたいとの相談を受けていました。
これはその裏側の墓石が撤去されたために背部が露わになり
中の土砂が流出しつつある様を呈していました。
私もその件は承知していましたがいずれどなたかがその背後に墓石を建碑されればすべてが解決するだろう・・・との安直から気に留めることはありませんでした。
ところがその問いかけをされた彼はこれまでずっと何かしなくては・・・とその対策を考えていたようです。
そこで私に「左官屋・石材屋に依頼」することを打診してきました。
その件、結構だがこれならD.I.Yレベルでいいのでは・・・と返答。
そもそも墓石の裏側でいずれ隠れてしまうところですからキレイに仕上げる必要はないということです。
よって日曜は朝から法事もないので「お手伝いましょう」と約束していた次第。
作業は日曜ごとに少しずつ行っていくことで決定、昨日は空洞底部に型枠を設置しセメントを2/3程度流し込んでおしまい。
次は残りの部分の2/3に型枠を延長し残った隙間から再びセメントを流し込むという作戦。残った上部の隙間は左官仕事で埋めようという算段です。
①は今年の文芸まきのはら。
静岡の秋野氏より提供いただきました。
一昔前はもっと檀家さんの名前があったものです。
これを見ても寂しさが。
②は相良草競馬のポスター。
最後に観たのが子供たちを連れた30年近く前の事。
以来そちらの浜に出向こうという気は起らなくなりました。
それは法要が忙しいことよりも馬が可哀そうと感じたから。
あのデカイ目に前走の馬がまき散らす砂が入って尚、必死に走らされる様は気の毒を。まぁギャンブルの競走馬もその類か。
いつ、南洋系植物を表に出すか・・・春の法要後に考えましょう。
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