正信偈拝読後「生々流転墓」へ 田沼と岡崎教区通信 

午前中はネコの葬儀と納骨。

葬儀と言っても通常の儀式とは違い本堂で縁者揃っての正信偈の拝読のみですが・・・。

今回はご門徒さんではありませんでしたがいつも通り気軽に拙寺ペット墓「生々流転墓」への納骨を承りました。

2歳の彼女は元気そのもの、先日自宅前の国道に飛び出してこの悲劇となってしまったとのこと。

電話で承った際、奥さんの悲しそうな声が深く印象に残ります。

 

参列者は家族のみで5人ほどでしたが中には縁者勢揃いで十数人も集まる場合もあります。

人間の葬儀で一人二人の例がありますがペットへの思いというところは格別、家族以上のウェイトの高さを見ます。

拙寺のその流転墓の生花が絶えないというところ特筆的。

参拝が殆どないような一般の墓は結構ありますからね。

 

私はその写真を見てついつい息子が飼っているネコを思いだしました。溺愛していますのでもし彼だったら・・・を思い、またその子の境遇に気持ちが入って読経の声が上ずってしまいました。

ヒトに対しては淡々と法務をこなし「無常」への諦観を思うばかりですが、何故かその手の、「無知」「無垢」なる生き物たち~特に不慮の事故を遂げた無念~へ感情が移入します。

動物、ペットは法的には「物」というのがお決まりですが、決してそのカタチで「親心」と執着を治められるものではありませんね。

 

午後からは史跡研究会の会合へ。

前年10月以降その会に2人の若手が入会し賑やかになりつつありますが、その若手の一人が朝からこの様です、という具合に体温計の図を。

最近はやたらとコロナも増加傾向、インフルエンザも流行って、かつ風邪だか何だかわからない高熱も流行っているよう。

昨日の会参加者は全員マスク装着。

「そんな熱になったら死んじゃうよぉ」の声が出るほどの年配者の声が。

 

内容は来年の大河ドラマは概略2段構成になっていて前半が大雑把に「田沼時代」、後半が「松平時代」と両老中の治世の違いに沿って描かれるということで、相良としては「前半勝負だね~」。

3月頃に相良のイベントを集中したいという意見があり、では・・・と2025年の拙寺の「春の法要」を3月29日ということ、その場で決めたところ。

2024年の「春」も済んでいないのに・・・そこまで生き延びられるか・・・予期せぬことばかりで。

 

③④は岡崎教区通信から。

能登半島の当流系寺院の被災状況と資材搬入、そして救援金勧募について。

連絡がつけられないお寺があること、将に震え上がるほどの恐怖。