先日はトム・クルーズ(MI)の最新作を久々に楽しんだことを記しましたが、なぜかあれからその映画に登場した地名が現実世界でもやたらと頻出するようになりました。
一つにベネチア。
盂蘭盆会法要の世話人会で「コロナ禍再び」の傾向の中、各方面から次の波は来ないし来たとしても重篤症状にならないのでただの風邪と同じ・・・「大丈夫だよ」との声が交錯している中、その風潮に私はそもそも「ベニスに死す」状態で「信じられない」と言ったことがありましたが、それは観光業者等、人の流れに恩恵を享受する関係者の利益主体の行動規範につき往々にしてそのネガティブ意見は抹殺しようとする傾向があって、結局多くの人々を死に至らしめる・・・かも知れない・・・というおそれがあって楽観論こそ素直に信じられず慎重になるべきという感覚でした。
しかしその後私も楽観というよりいつもの「勝手にしやがれ」の投げやりで今回のお寺のバス遠足で人を集めていますのでまったく脈絡がありません。
先般の80回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した濱口監督の作品がありましたが、ベネチアといえば今、コロナ後のオーバーツーリズムによって市民(おそらく観光業にかかわっていない)は悲鳴をあげていて、今後ベネチア市内に入るに入場料を徴収するなどの選択肢も検討ともありましたね。
話は飛びますが観光客のマナーとゴミの山に辟易としている様が伝えられていました。
そして二つ目がクリミアのセヴァストポリの語。
ロシア黒海艦隊の拠点ですがそこに居た潜水艦にこのほどウクライナがミサイルを撃ち込んで大破させたというニュースがありました。まるでこちらも映画の中の出来事のよう。
セヴァストポリそして潜水艦・・・あの映画に登場していたフレーズでした。
ストーリー的には何らの繋がりもありませんが、物語に入れる語彙としてまさに現実社会の色々を加味しながら登場させたのでは・・・などと思うと「当たり!!」を感じさせられるばかり。
実際に人が死んでいる戦争と娯楽映画をゴチャ混ぜにして面白がるような躰はイケないこととは思うものの戦争映画、ドラマを日々の娯楽として育った身としてはどうしてもその手のことに興味が向かってしまいます。
現実問題として今回のセヴァストポリの攻撃は本格的なウクライナのクリミア攻勢の始まりであって「クリミア半島まで一気に奪回」するの意思表示の如く。
NATO系の長距離誘導ミサイルを今回「使用して成果をあげた」の既成事実作りに成功したということいかにもしたたか。
支援国(英米)は苦虫を潰したといったところでしょうが、この軍港の攻撃いよいよ「賽は投げられた」の感、しないわけでもありません。
今後どうなるかなどわかりませんが、クリミアとウクライナに平和な時間を取り戻して欲しいものです。しかしウクライナとプーチンの目的が違いますからね。
プーチン病気重篤説・・・これもフェイクだったのかしらねぇ。
案外早い終息を見るかと思ったのですが。
扨、昨日に引き続いて本日も御土居。
スケールとしては街なかでフラットな地ですから、江戸期に削平されて殆どそれらしさは感じられません。
その場所がこちら。
堤上に市五郎大明神とやらの社があってそちらに石標が建っています。
掲示板の如く当初御土居跡として昭和5年に史跡指定された場所は8か所。
昨日記した北野天満宮の御土居指定は昭和40年になりますので直近の9つ目ということになります。
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