息子が乗せたヒッチハイカー 真福寺薬師堂 

昨日は、不登校の子供たちの件を記しましたがやはり彼らは自己の発信力が苦手なような。

 

昨日はまた浜松在住の息子が当地に顔を出してから神奈川県の大和の義母、彼からすれば祖母の家へ向かっていました。

翌日に東京都内の法要を依頼されたのことですが、前乗りです。一言「ご苦労さま・・・」。

「顔つなぎで・・・」とはいうものの如何にも距離はありますからね。その疲労度は結構なものでしょう。高速代とガス代もしかり。

 

彼の静岡―首都圏行脚の行程お決まりは富士川SAで食事休憩をとることですが、昨日そちらで「東京」の看板を掲げ立つ彼と同世代の若者を見かけて、「海老名SAまでなら・・・」と声を掛けたそう。

私も数年前に同じことをやっていますので、見ず知らずの人間にあっても適宜「手を貸そう」というところ、「悪くない」と思いました。

奥方は「眠気覚ましに好都合だったな・・・」とやはりその選択は良かったと。

彼の車の助手席に転がり込んできたその若者はまさに息子と同い年と。富士川で降ろされてから90分、炎天下で看板を掲げ続け疲労困憊、もう諦めかけていたところに息子が登場したといいます。

その悦びは車内での饒舌さに現れていたそうですが、やはりあの手のアピールをする者ならではというか発信力、そしてドライバーへの気遣い(乗せてもらったお礼としての会話の継続)は立派なものですね。

奥方の言った通り、海老名SAまでの行程おしゃべり仲間として居眠りをする暇もなかったよう。

 

私なら海老名SAでの立ちん坊の継続は疲れるだろうから・・・と綾瀬スマートICで下りた後に小田急の最寄りの駅にでも・・・という提案をしますが・・・余計なことか。

彼にも息子にも得るものがあったことでしょう。

 

不登校の子供を一人旅に出す・・・いい社会経験ができるかも。

しかし意外でしたが「トラックドライバーへの懇願はまったく無駄」とのことでした。彼らは自分独りの空間を大事にしますからね。

 

夜9時頃の広報無線、行方知れずの方の捜索願い(尋ね人)がありました。

61歳の方でそれは如何にも若い、いや若すぎる。

事情はそれぞれあることでしょうが・・・

それからしばらくして「無事保護されました」の放送がありました。

地元の皆さんは齢を重ねてからその尋ね人の捜索願いに実名を晒される事、「できれば避けたい」というのがその本音。

奥方は「家をフラっと出て行方をくらました段階でそれを恥ずかしいとは思っていないはず。よって大丈夫・・・」とはいいますが。

「大澤寺の住職が行方知れず・・・」それもまたヨシ・・・か・・・

 

扨、本日も昨日の続き。

真福寺宝塔を後にしてあの階段をのぼりきると薬師堂が。

いわゆるこちらが本堂ですね。

当然ながら薬師如来が鎮座しています。