駮馬山兵道塚からの移転墓 清康仮葬地 観音寺 

教師のなり手が少なくなっているといいますが、今時どちらでも「人手不足」の話が聞こえてきます。

そこで教育界(60→65の動き)もそうですが一般企業も当たり前のように変化を遂げているのは定年の延長。

知り合いの仕事先はこのほど「70歳」にまで引き上げるというのには衝撃を受けました。

私の父は58歳の時に定年後に「相良に帰る」件を家族に話していたことを思い出しますがこれからはおそらく教師も70の声を聞くかも知れません。

寿命(健康寿命)が増進したこともありますが、これまで「退職したら何をする?」のお楽しみが当然にお預けになるわけで、「死ぬまで仕事」という感も残ります。時間を持った頃、足腰が立たなくなった・・・などありそう。

 

昨日、京都大学大学院の研究グループが「仕事を引退した人の方が、働き続けている人に比べて心疾患リスクが低い」との研究結果を発表していましたが、それは大いに有るだろうと思うところ。

同じ力量と気合をもって仕事を続けられることは、頭脳の明晰も維持できて如何にも健全に見えますが、身体の老化は進んでいて業務となれば通勤含めてストレスも発生しますからね。

ただし肉体労働のウェイトが高かった人が引退すると肥満となるそうで何事もほどほどがよろしいということで。

テキトーに体を動かす・・・それが肝要。できれば仕事もほどほどがイイ。

 

扨、昨日記した清康仮葬地の観音寺。

お寺の境内で目に留まったのは東条城の合戦で敗れて駮馬山に葬られた者たちの石標「兵道塚」でした。

石柱の文言によれば昭和六十年頃の土地改良工事によって居場所がなくなったということでしょう。

後世の人々の計らいによりしばしば「墓の移転」を余儀なくさせられること、よく見ます。

 

この「駮馬」も難読。

先日の「畔柳」同様字面を変えればわかりやすい。

「班目」とも記しますね。