古くは天台 釈迦堂がある 大谷派等順寺

境内雑務、少しずつ進行中。

晴れた日は何をするにも快適で有難いこと。

この日は主にテラス1階作業場の整理と「春の法要」で残された品々を本堂西の物置に収納。

テラスには庫裏・境内のストーブを梱包用テープで巻いてから息子が使っていたスチール棚を組み立ててそれに押し込みました。

 

今節「春の法要」はおかげさまで、うまいこと修めることができましたが、当方奥方がしみじみと口にしていたのは「お餅の値段がまた上がった」と。

拙寺では祝い餅を配布していますが、当初それを始めてからもはやその値は3割程度は上がっています。

餅屋さんから今回も「恐縮です」と値上げをせざるを得ない状況を説明されていましたが、私どもも最近になってその「値上げ」の語は耳慣れてしまいました。

「しょうがないねぇ~」で合点するほかはありません。

 

そんな中、昨日は珍しく「値下げ」のニュースを久々に耳にしました。それは参議院議員宿舎の入居費を「値下げ」するというものですが、どう考えても「それってどうよ・・・」と首を傾げるところ。

あの連中は口では「国民の為」等の御託を並べていますが、信用度は「ゼロ」に近いのでは。

所詮、「手前の都合」で生きているところしか見えてきませんね。上級国家公務員殿の都心高級住宅地の官舎の賃料がタダかタダ同然というところを見てもあの辺りでお調子をこいている連中は「国民の血を啜るダニ」のようにも見えてきます。

 

ちなみに私のマダニ事件、咬まれてから1カ月が経ちましたがおかげさまで無事に過ごさせていただいています。奴の口の部分が体内に残って赤く腫れていますがね。

それも既に「無視」レベル。

 

扨、祖父の代の教区「寺院教会名簿」(昭和56版)を捲ると、赤ペンで印が付けられているお寺の箇所が散見されるわけでその中で太字蛍光ペンで念入りに記された寺に等順寺、当時の住所が「東加茂郡下山村」とあります。

現在は豊田市となり(場所はこちら)いわゆる「松平郷」というエリア。

 

何故にして祖父がその赤印をつけていたのか今となってはその意図は不明ですが、興味が沸くところです。

そのお寺も先日記した祐専寺同様天台宗からの改宗を経ています。

きっかけは蓮如上人からと。

そして祐専寺の薬師堂同様こちらの本堂裏には釈迦堂がありました。

きっと改宗前の「清松庵」のご本尊が釈迦如来だったのでしょう。その名は山号の「青松山」として残っていますね。

 

本堂前のイチョウの大木がお出向かいしてくれます。

堂内には保護ネコ活動をされているご門徒さんでしょう、優しさあふれる掲示が。