桑名浄土寺再訪 幾本かの山芋のために

昨日はまた今年一番の冷え込み。

読経の息が初めて白くなりました。例年より寒暖計が低めに指示するよう感じます。

法要参列の皆さんは法要後、墓参に席を立たなければなりませんが各ストーブ前に張り付いて動く気配はありませんでした。

しょうがない(没法子)ですよね、自然の事ですしまた南遠住まいの者には厳しい時節です。

 

午後からお内佛でのお勤め、島田初倉へ向かいました。

ご主人が「風花が舞っていたが・・・」と。

私はそれに気づかず「一山二山超えると違うものですね」とだけ。

帰路に就いた際、その風花の様を見たワケです。「本当だ・・」。

 

そのお宅での雑談で先般遠州を襲ったあの大水で「この町内でも車が3台ほど浸水し、床下浸水の家があった」とのことでした。こちらでも被害が出ていたこと・・・驚きでしたね。

 

それは近くを流れる川の対岸の崖が崩れて水を堰き止めたからだといいますが、そういえば未だ掛かるブルーシートの青色がその場所を主張していました。

その対岸は私有地で「せめて枝払いくらいはして欲しい」と地主と交渉中とのこと。

間に島田市を挟んでいるようですが、その手の件はなかなかうまいこと進みませんからね。市は法面の崩落地のみ改修か全面改良工事かで悩んでいるのでしょうね。

災害対策は迅速にやっておかないと次の災害で責任を問われますよ。「何もしていなかった」と。

来年の台風シーズンまでに・・・

まぁ一見したところ相良菅山の川っ淵の多数の崩落個所の数倍の予算がかかるでしょうね。

 

「面白い 次は私を呼んでくれ」と思わず手を打ったのはその法面が崩れた際、幾本かの自然薯が崖から顕わになってブラ下がっていたというところ。

それがまた、まるまると太った山芋で「さぞかしうまそう」な代物だったよう。

そうでしょう、毎年毎年人の手が入らない芋は太ることは必定でしょうから。

それが目の前にぶら下がって手も足も出せないというのは「辛かった」と。

自然に落下したか、ブルーシートを掛けた業者が持って行ったか・・・とのことでした。

「絶対に手出だし無用の場所」とは仰っていましたが、私はそういう場所というものは結構に燃えますね。

それもそれほどデカイ自然薯がゲットできるのなら。

先日は川に入って大黒様を拾い上げた事を記しましたが、私は崖も川も厭うことはありません。ケチな性分で「恥ずかしい」と奥方。

 

マカロニウェスタンの「For a Few Dollars More」ならぬ「幾本かの山芋のために」。奥方が嗤います。

ちなみに「奥の墓道」氏とあの語「ブラボー」を(小さい声で渋く相手を)讃えて言うのはその映画のラストシーンから。

まぁオペラ観劇の衆が感動の喝さいする中でも見ますが。

それをギャーギャー喚いてそれを自分たちに向かって吐き散らかすところ,流行語大賞でも狙っているかの如くで苦笑い。

その様をテレビで観てしまいました。

 

さて、先般桑名の浄土寺再訪の件、尻切れトンボになっていましたので続けて画像のみ。

忠勝墓域は変更は見られませんでしたが、周囲の景色は色々変わっていました。