納骨堂は太子堂 善巧寺 矢でも鉄砲でも 魚屋宗五郎

一昨晩の花火の爆音であの美声の鳥のつがいの消息が気になりましたが、昨日しっかりとその声が境内に響き渡ってまずは安心した次第。

結局この二日間寺に籠りっきりで人とも会わず仕舞い。

奥方は買い物に出向いていましたが・・・

 

花ガラ入れのバックを見れば一目瞭然、本日も参拝者少なし。

まぁ二つばかりその花ガラバックを処理場に持ち込むことにします。また雨が降りそうですからね。

 

というわけで私は少々の草刈りと少々の除草剤の散布以外の時間は殆どテレビの前。

MLBに張り付いて、HD録りだめのものを視聴していました。

夕刻にはNHKのさかな君の番組を視聴しながら、先般はその番組に前後して「カマキリ先生」の番組があり、その際は次回「秋の昆虫」の番組を予告していたものだ・・・などとふっと。

予定は未定、先のことなどまったくわからないものだとつくづく感じたものです。お蔵入りになったようです。製作費の損失は受信料からですが回収できるのかな。

人間の行いとは儚いねぇ・・・。生き死に関係なく。

 

余計な事を記すと、さかなくんのキャラならば悪酔いして不祥事を起こすことなど考えられません。「NHKからすれば安心して使えるのでは・・・」などと。NHKもそんな傾向がいよいよ強まるのでは・・・。

またカマキリ先生は昆虫がダメならば「魚一本で・・・」でイケば・・・。

カマキリ先生も昆虫キャラをすてて「魚」に鞍替えすれば・・・とも考えた次第。

それが江戸っ子の「魚屋宗五郎」(歌舞伎演目 元は「番町皿屋敷」)。

カマキリ先生ならでは。まさにハマリ役なのでは。

人によっては「酒癖の悪さ」が前面に出て、それが半端なく自他を乱れさせる(「矢でも鉄砲でも持って来やがれ」)といったお芝居です。

 

ちなみに「江戸っ子」とわざわざ記したのはその演目での台詞。「すっこんでろ」「しやでいいから~(持ってこい)」が耳に残っています。

「ひっこんでろ」「冷や(酒)でいいから」、「ひ」→「し」(す)の発音。

 

さて、善巧寺の続き。

あの鐘楼の隣には納骨堂の建屋があって扉が開いています。

きっと天気の良い日限定で日々開け閉めをされているのではないでしょうか。

中には聖徳太子像が参拝者を見下ろしています。

太子堂を兼ねた納骨堂なのでしょうね。

私の知り得るところでは聖徳太子のいらっしゃるお堂というと大谷派よりも本願寺派の方に多いような気がします。

 

拙寺でいえば以前記した通り成瀬隼人正より寄進された太子堂木像は風災による流出しています。

ちなみに拙寺の木造はなみさん寄進の像。似ていますね。

 

鐘楼と水屋の間にあるのは善巧と同様の位置関係。

拙寺の書面は明治期のものですが、あの当時は山門が無かったということです。

山門は安政の大地震で崩落したあと空白期があって今ある山門の再建は大正期に入ってから。