陽気に誘われて汐見台の山に上がる

 

 

暢気なもんだよ、お偉いさんは・・・

経団連からせっつかれて、キッシーは最近の常套句「検討する」を発したといいますね。

それが何を「考慮する」のかその場限りの逃げ口上なのか知りませんが、経済界が言い出している「水際制限の緩和」の件を本気でやられたら今の国内の状況からして「一体どうなるの?」

という感じ。

 

静岡県だけで新規感染者が1727人、この人の少ない牧之原で43人、静岡中部の病床使用率が66%を超えてきています。日本全国酷いものです。人もバンバン亡くなっています(昨日は全国で145人)。感染者数についてはノーカウント状態でもはや意味はナシでしょう。見た目で「少なくなった」といわれてもねぇ。

 

軽症者は救急車を呼んでくれるなの風潮の中、それは誰が判断するの?という疑問。検査キットも市場からは欠乏の声。

結果「病床逼迫」「自宅療養」とあいなるわけですが自宅にいて翌日には急変して亡くなるなどの例が出ています。

 

口では先手先手とはいいながら実際は後手の塚山を踏んでいることはどなたでもご存じでしょうがその「水際」とやらも経済界からは「後手を踏んでる、遅い・・・早く(外国人を)入れろ」などとそれに注文をつけています。

 

毎日机の前で一途に金儲けのことばかり考えているお偉いさんの方々は庶民の難儀や病院介護の現場に従事する人たちのことなど微塵も考えていないのでしょうね。

自分らはコロナになったとしたらうまいこと病院に潜り込んでガッチリ入院して最良の介護を受けられるのですから、小ずるい。よって好き勝手が言えるのでしょう。

 

まぁ、「開けられるものなら開けてみやがれ」ですね。

欧州各国を主にその手の入国規制を緩和している様子を見て遅れをとってはイケないという焦りがあるでしょうが、それは3回目のワクチンを打たさなかった厚労省(昨日)の咎。

検査の方も各方面から指摘されていたにも関わらず、楽観論を吹くばかりで一向に進めず、「来るよ来るよ」と言われていた第6波の攻勢への対応の無策があったのですから。

 

さて、昨日は温かい一日でたまには外の光に当たろうと少しばかりの外仕事を。

イスラエルの学者がビタミンDの欠乏は対コロナウィルスに不利となるという論文を発していますのでお日さまの下の仕事はやるべきですね。

冬場の寒さということもあって、特に持病のある方、年配者など室内に籠りがちですから、コロナウィルスにその「外に出ない」(ビタミンD不足)をつけこまれてしまうのかも知れません。

 

外仕事は大した仕事ではありませんでした。

これから咲いてくれる水屋の前のシダレ梅の支柱の取り換えを行いました。

竹は180㎝のもので130円内外で購入できますが、私は秋野氏寄進の山(堀底大手道)からそれを切り出そうと汐見台へ向かいました。

適当に4~5本を伐ってから山のトップに上がって逆側の工事の状況と、もしかしての「かつての城郭遺構の期待」を確認してみようと尾根上を「い~ら」方向に歩いてみました。

風邪は無風、明日からまた南岸低気圧が通過ということで県内「雪が降るかも・・・」の予報をしていましたが、当地は絶対に降りそうもありませんね。

 

武田の水軍が・・・などの根拠のない想像力でしたが、丘のトップから北側「い~ら」の裏に伸びる尾根の東西は崖状。特に住宅地側の東側など「直下」の如くに見えますね。

最頂部の平坦地は狭小、曲輪だ腰曲輪だとこじつけはできますが文書の記述はありませんからね。

精々旗差し物でも立てて東西南に海上に威勢を張る程度の場所だったかも知れませんね。

 

①汐見台の藪から上がって南東方向を見た図。②③南側の工事現場の図。建物は完成間近です。④が尾根上、幅が一番狭い場所。⑤い~ら。⑥は汐見台の最奥から小堤山を見た図。