元興寺五重塔の礎石 通称「元興寺塔跡」

 

オミクロンの感染爆発がいよいよ・・・と思わせる市中感染のニュースがありました。

いずれにしろ「時間の問題」で感染は広がることは確実と言われていましたので驚きはありませんが、まぁウィルスを止めることはできないでしょう。

ザルの空港検査と米軍基地からのノーバス入国が重なればいくら島国だからラッキーとは言ってもその蔓延についてただ黙認するだけ。

 

先日はある方から「息子が沖縄旅行に・・・」とスマホに届いた青い海と空の画像を見せてくれましたが、これから例によって沖縄の感染爆発が始まるでしょうね。

国内旅行については「自由」が原則で、空港検疫はありませんし。

 

温かくて風もなくドカジャン不要の一日でした。

昨日は「ヤルなら今日だろ」とばかりにモルタルをバケツに練って雨漏りのある庫裏の屋根に上がりました。

前回はシリコン系の防水樹脂をクラックや瓦の隙間に詰め込んだものの改善はありませんでした。

 

今回の目標は大棟のエンドの瓦の下の左右に瓦土が露出して剥離の箇所が見えましたので(画像⑤)そちらにモルタルを塗り付ける算段です。

25日には天気が崩れるといいますのでそれを待ってからその出来を確認することになります。

その瓦の上部の接合部分にもモルタルを塗りたくりましたが、どう無細工に仕上げたとしても地上からはわからない・・・テキトーな仕事でOKです。

以前だったらしっかりとハーネスを装着して棟を中心にして左右からロープで結んでから・・・など念入りでしたが、お調子をこいて「大丈夫」の私がいました。仕事はテキトーでも安全についてそれをやると痛い目にあいますからね。

少々反省したところ。次は真面目にやります。

 

そのあとは久々にチェーンソーを調整してから枝払いと雑木の伐採を。

庫裏入口の杉の下方の枝の伐採は二連ハシゴでチェーンソー持ち。ここでも超イイ加減の無装備(ノーヘル、身一つ)で奥方からは「死にたいのか・・・?」。

最近は昔あったプロ意識というものが剥げ落ちてきましたね。

「プロ意識」とは「他人にケガをさせない、自分もケガはしない」の安全を求める思考ですが自宅の仕事となると・・・面倒だからの「エイ、やぁ」の慢心、自分にはついつい甘く、「テキトー」なってしまっています。

 

以前は息子からは「生きながらえたいのか・・・?」と言われるくらい、ほどほどに「慎重に」だったのですが。

元々「イイ加減」・・・「イイ塩梅」「適当に」を基にして生かされているような私ですから、それに帰っただけでしょうが。

 

しかしチェーンソーの片手ぶん回しなどをやれば関節痛が治癒するわけがありませんね。やはり久しぶりに処理場に「草木」として軽トラ一杯搬入しました。

 

さて、先日は元興寺の「鬼」の出没は五重塔・・・などとあの絵図から推測したわけですが、その五重塔は今はありませんがその台座が残っているのが元興寺塔跡

かつての巨大な寺も経年、時代の流れによって、こうなることもあるのだ・・・というところ感じます。

元興寺といえば主たるものは極楽堂のある場所になりますが今や宗旨まで分かれて三か所に分散。

 

この五重塔のあった場所は民家に囲まれるようにあります。

今更「塔の再建」などの声があったとしても到底ムリな話でしょうね。

一辺17.7m(塔の一辺は10m)の基壇の上は立ち入りができませんが、礎石が17個も散らばっているとのこと。