ちょっと寄り道八相寺でご挨拶 三の姫さま

小笠原の海底火山からの噴出で流れ出した軽石が打ち上げられる沖縄の海の画像は、酷すぎます。太平洋をはるばるたまたま流れ着いたとはいえ目も当てられないの一言ですね。

私どもは長期に渡って沖縄で生活していましたし、子供のころから小田原、相良と海岸の真ん前で暮らしていますがあのような様は未だかつて見たことがありません。

 

早々に大きな台風でも直撃してもらうか、これから西風が吹いて荒天が続き、あの浮遊し堆積した軽石を大海原に飛散されるのを待つしかありませんね。

あれらを人力で集めることはまず不可能でしょうし、集めたらどちらに捨てればいいのか大問題となりますね。

基地の埋め立て用に戦没住民たちの墓域の土を使用しているというそうですが、まさかその代わりの利用はできないですよね。

 

集めて海に捨てたとなれば今度はそれが「海洋投棄」となって世界から顰蹙をかうことになりましょう。

要は自然に任せるほかないのですが、観光の視点からも大打撃です。沖縄のウリは白い砂と青い海ですからね。

それが今灰色一色。

養殖の魚たちが軽石を誤食して死んでいましたが、もう一つの沖縄のウリであるサンゴのお花畑、海表に漂う軽石が日光を遮ればサンゴも死滅していくのでは・・・そうなると生態系の破壊も進みます。

 

その中でも軽石の微細なものはことに厄介です。

船は海水でエンジンを冷却していますが、それらを一緒に吸い込めば冷却水のパイプを詰まらせます。

そうなればオーバーヒートは必至。船は漂流することになり即、命に係わる事故に繋がってしまいます。

要はそれが怖くて船が使えないということになりますが、海人が船を駆使できないとなると観光だけでなく沖縄の生活そのものが壊滅してしまうでしょうね。

 

沖縄は外部からもたらされたコロナで大きく疲弊したのち再び今度は自然からの不都合な提供に困惑しています。

大自然を享受満喫できる地ゆえに正反対の自然の驚異を味合わなくてはならないともいえますが、国レベルで支援する必要があるのでは・・・人は亡くなっていませんがあれは激甚災害レベル。

灰色の海では観光客も来やしません。

 

さて、昨日は真夜中に判明した市会議員選挙にトップで当選した檀家さんにラインで祝意。議員唯一の檀家さんになりました。

いろいろ選挙は大変です。

特に落選などしたらショックは大きいでしょうね。当市でも今回4人がその涙を飲んだようです。

 

あっちの方では市長の座を放り出して国政に躍り出ようとした御仁がいました。

きっとお調子にのってしまったのでしょうね、その方は結構地元の人たちにはそっぽを向けられたようで思うほど票が集まらなかったと聞きます。

市長の地位からただの無職の人になりました。

まぁそのバクチに自ずからサイコロを投じ、ただその結果、裏目に出ただけの話。

奥方が「きっと辛いね・・・」と言っていましたが私は「貴女が心配することでナシ」と。

好きなことができるということは「実にありがたいこと・・・命を取られるワケでもナシ。」

 

朝になって小雨の中、始まった叔母の家の解体工事の状況を見つつ、掛川から磐田方面に所要で向かいました。

ちょうど八相寺(掛川市高瀬1490)の前を通りましたので三の姫

さまにご挨拶をと左の脇道に入りました。

大抵は中腹に並んでいる墓を見やる下の駐車場にて手を合わせる程度で失礼させていただくのですが、たまたま雨があがったのと、この土日で仕上げたであろう草刈り後のサッパリした様を見て「これは」と思って一気に駆け上がり墓前でお参りをさせていただきました。

こちらに来ると不思議に気持ちがサッパリします。

 

なぜ・・・といえば、たとえば少年たちがハマっているカードゲームや仮想アイドルのようなもの。

生きている私の存在について阿弥陀様以外に感謝の気持ちを向けたいと思うのはこちらですね。

ただし一概にバーチャルとは言えません、実際にこの世に生を受けた人間ですから。

「三の姫さまの言葉の響きの良さ」そして「大河ドラマにもなりうる時代」とお調子に乗って話すと隣の席で待っていた奥方が「こいさんやろ・・・ほんな好きなら大河の脚本でも書いたらええやん・・・」と返されて絶句しました。

 

「実は詳細について知らない、実名も・・・」と言えば「(そこは)ちょくちょくやってる(勝手な推測)ヤツやん・・・」。

人をおちょくるときはしばしば関西弁になります。

 

歴史小説などそもそもそんなものではありますが、三の姫さまの時代背景は少々通好み、要はメジャーではないことから以前の「花の乱」(日野富子)同様、さすがに視聴率が低迷しそうなところ。しかし「三姉妹」というのは何かと描きやすいのですが・・・

NHKさんどうかチャレンジしてみてください。私は視ます。