モミの大木 檜原村 三頭山(みとうさん) 

各報道によればあの日本大学の理事だか理事長さんとやら、相当えげつない方々のようですね。

大学の系列病院の建て替え費用のいくらかを還流させて、ちゃっかりポケットに入れていたのでは・・・と思わせる事件です。

やりたい放題、勝手し放題の独演会が知らないところで行われていたなどそちらの学校の学生さんたちからすれば寝耳に水の事、「関係ない」とはいえその大学の印象はいいものではありませんね。

例の悪質タックルで名を馳せた大学ですがますます地に堕ちた感あります。

大学経営というものが利益優先となっているなれの果て。

 

今回タイホされちゃった片割れの巨大医療グループを背景とする御仁が籔本容疑者。

それがまた「なるほど」というくらい合点させられる友好関係のある人といえば「アベノマスク」。マブダチだというところですね。

日大には文科省から年間で100億近くの補助金が渡っているようですが、それは結局は国民の税金。

その連中の喰い物にされていたというワケで。

 

最近の世のインチキの様に必ず顔を出す「アベノマスク」ですがイイ加減にお引き取り願いたいところと思うのですがね。

今度の内閣も彼(マスク)筆頭にした三頭政治と聞きます。

カッコよく言うのがお好きのマスコミでは「3Aヨイショ」の内閣とも言うそうですがあの「マスク男」の影がチラホラしてくるというのはどうもイケません・・・。もう、すべてがです。

いい加減あのお顔を拝するのもクサクサしてきますよ。

ちなみに私は「ちっ」と忌まわしいモノを排除する如くテレビを消します。

 

 

さて、三頭政治ならぬ三頭山。

「みとうさん」なる山は東京都内の山。ただし都心ではなく檜原村になります。

数日前そちらの山歩きをしたのはいつもの「女墓場」です。

夏山の如くのお気軽スタイルで行けるのもそろそろお終いでしょうが、それにしても今年の秋口は殆ど夏状態で晴天に恵まれました。

大きなモミの大木と、夏の象徴、まだまだ健在のクワガタの図を送ってくれました。

そのクワガタも自からの死を知っているかのよう。人の前に姿を現すことは異例ですからね。

 

人間世界だといつまでも存在(威勢を張る)しているというのも迷惑なものだということが往々にあります。そこのところわからないというのもお目出度いこと。

坊さんの場合、気の利いた住職ならばさっさと身を引いて次代に継承している姿を各拝見させていただいていますが。

私は息子次第ですが、何より「声が出なくなったら」お終いにしたい・・・と思っています。

 

先日聞いた話では、両脇を脇僧に抱えられて入場した導師の声は「か細かった」との談ありました。

抱えられて入退場というシチュエーションは他流では「長老の御出仕」ということで有難がられそうですが、当流では導師一人だけの場合もあって結構無理な話。

 

声が出なくて「何言ってるかわからねぇよ~」などと後ろで揶揄されたとすればちょっと辛いですからね。

そういった話というものは案外聞こえてくるものなのですが偉い人というものは知らんぷりしながら怒りに変える・・・。

四苦八苦の「老」について身をもって法話にするのであれば相当の説得力がありますが。それこそ自虐ネタですね。

 

ご年配の皆さんの頑張りは応援したいところですが、私ども僧侶というものは一応は「終身現役」。

退役時間のシバリはありませんがその分、自重して早めのバトンタッチするか「脇に回る」ことが肝心です。

勿論、脇に回ったとしたら口を出さず、影にもならず、フォロー一筋に生かさせていただくものですね。

 

ところが人は偉くなれば偉くなるほどそれができなくなるものですね。実はそこのところを他に曝すのは本当に見苦しいものです。

よって仏道を歩むものは特に「偉くなっちゃあ お終いよ~」と思うのですが。

私がいつまでたっても「ぺーぺー上等」と開き直れるのはそこのところですね。

 

捨ててこそ」はそこにあるのですが、捨てきれたとき、孤高のモミの木の聳えるが如くになるのでしょうね。

ただしそれは威風堂々の外見のことではありません。

「心底」というヤツ。

心のモミの木。あー私・・?・・・まだまだ育っていません。

 

しかし今のところ声だけは出ているようです。マイクとアンプの力も借りての事ですがね・・・