忍辱山墓地 月輪に阿弥陀種子-キリーク板碑

浜岡の叔母宅の取り壊し工事の予定が今月の25日に決まって私と奥方はいよいよラストスパートです。

と言っても厄介な大型電化製品の処理は済んでいてあとは各部屋の電灯類と畳の14畳、そして散乱している陶器と廃プラくらいのものです。畳以外は市の指定日に近くの集積場に出すだけです。

先週末はベッドをやっつけましたが、事前に心配していたほどの困難はありませんでした。

 

ベット・ソファー類の頭の痛いところは外枠のフレームにしろ木枠にしろどちらも気安く処分ができますが、マット内のスプリングを出さなくてはならないというところが難題。

鉄と燃やすゴミを分別することになります。

 

自分で分解して持ち込むか市営以外の私設回収業者に依頼する他はありません。

今回のベットのスプリングは一体化していてスンナリと分けることができましたがやはり運搬には軽トラが必要です。

ソファーはさすがにそううまくはいかないでしょうね。

以前は親戚から送りつけられたソファーを処分するのに難儀したものです。

当家物置にはその時同時に送られてきたシャンデリアが突っ込まれていると思いますがいずれはゴミですね。もう亡くなっていますが母の姉が無理やり送り付けたものでした。

あの当時は片っ端から不用品を当家に送り付け閉口したものです。

 

ちなみに回収業者へのマットの受取代金は持ち込みでシングル~ダブルベット4000円~6000円とのことでした。

今回叔母さんのシングルベットを私の手で分解。

全部で200円の処理料金はナイスでした。

 

そして余裕が生まれたため今週は2枚目の障子貼りが完了です。

拙寺には障子がいたるところにありますが、特に本堂の障子が酷過ぎて殆どお化け屋敷状態でした。

まぁコロナで風通しがイイと開き直っていたのでしたが。

よってその最悪の景色だった北側サイドの障子貼りに手を付けたわけです。その箇所はあと1枚でおしまい。

 

本堂の障子は雨戸が締め切りになっているところも多く、その北側1枚をやっつけたあとは正面の4枚へ。

正面の障子は一回り大振りで市販の障子紙では間に合いませんから2(縦)~3(横)回に分けて貼ることになります。

よって少々面倒な仕事になります。

お天気が晴れて無風の日がチャンスです。

 

さて本日も忍辱山墓地(昨日)。

南無阿弥陀仏の名号の上に月輪に阿弥陀種子(しゅじ)キリーク。顕教四仏、金剛界四仏とも「西」方の主催者は阿弥陀如来。

このタイプの供養塔(板碑)はいたるところで見られますが、阿弥陀仏そのものを肉彫りしないで済むのでよりカンタンかと思います。石大工は不要となりましょう。

どちらにしろ当流にはこの梵字を使用することはありませんが。中には全面大きくこのキリークを記して六字(南無阿弥陀仏)を表したりするものもあります。

簡略化にはもってこい・・・それを言ったら怒られますね。