忍辱山墓地 受取地蔵と棺台

ワクチンの副反応の対策として友人にできるだけ多くの「水を飲め」と脅したのでしたが(昨日)、実はその水の件、まんざら出鱈目な話ではないことはどなたも理解されているところでしょうね。

ワクチンの副反応などよりも通常の生活の中でも実に大切なことだといいます。

あまりにもカンタンすぎてつい忘れがちになるということがイケないところ。

また特にお酒を飲む人は晩酌の時間が近くなると水を飲むことを控えがちになるといいますからね。

お酒の美味さが台無しになるようです。

 

特に年齢を重ねるにしたがってホースが劣化してヒビだらけになるように血管が柔軟性を失って硬化するのは当たり前の道。

いずれ詰まりを起こしたり破裂の途を辿ることになるのですがそれは概して「寿命」と呼んだりします。

即死するようなものもあれば重篤な後遺症を共にしながら意識・無意識関わらずゆっくりと死の床に就くなどするのは各人それぞれですが、せめてこの血液対策ができていればもっと違う寿命の迎え方もあったかも知れないというところです。

 

「水」は「寿命を延ばす」ことになること間違いなし。

少なくともその後遺症でも最悪(脳溢血などで長期間昏睡状態のまま亡くなる)の終末だけは何とか避けられるのでは・・・

まぁどれもこれも必然(寿命)とはいうものの往々にして偶然、運・不運に左右されるものですが・・・。

 

モノの「経年劣化」と同様、弱っている(に決まっている・・・)ヒトの血管の中を循環する血液がドロドロとなって、いつ目詰まりを起こして血管が限界を迎えるかという対策にその「水を飲め」は効果があると私は信じています。

 

先日聞いた方の後悔譚を。

その方は日々その「水」の件、注意怠りなく生活し仕事には必ず水筒を持ち歩き、喉の渇きが無くとも水を飲むよう心掛けていたそう。

しかしその日はたまたま水筒を家に忘れて出勤してしまったとのこと。

途中それに気付いて「あそこのコンビニで買えばいい」などと思って走っているとついついそちらを行き過ぎてしまったと。よくあることです。

 

そのまま終日仕事をして(昼時には水分を得たようですが)帰宅してからいつものお楽しみの晩酌をして、うとうと・・・。

すると妙に「左腕が痺れる」不調があることに気づいたものの、寝相が悪かったと思い、そのまま朝まで就寝。

朝になって症状改善がないことを感じつつ立ち上がるとそのままぶっ倒れたといいます。

要は脳梗塞ということで今も左腕に力が入らず重たい物は持てなくなってしまったといいます。

 

その程度で済んで良かったのでしょうが、奥方が「じゃあ、お酒はやめたのね」と聞けば(冗談じゃあない・・・)「飲むよぉ~」とのことでした。

お酒についてコントロールできないということは未だに飲酒運転が無くならず他者の命を無駄に奪っている事案多々あることからよくわかります。

人間はどなたにおいても皆「喉元過ぎれば・・・」もありますが「私は大丈夫!!」一本で「生きている」のでしょうね。

ちなみに真宗的に言えば「私こそ不安定そのもの」であって「たまたま生かされている」のですが・・・私もそれ、大いに忘れます。

 

そしてタバコと酒への健康害毒のお説教はその嗜好者のみなさんは特に大嫌い。その件タブーなのですね。

私はよくノー天気に「死してもかまわないもの?」と聞いたりしますがそのどちらも「やめるくらいなら死んだ方がマシ」とまで言う方も。

それを言われたらもうグーの音も出ませんがね。

 

しかし、医師に「(それらを続けていれば)死ぬよ」と言われて「キッパリやめた」という方もいたりします。

本当のところは皆さん、死に急ぎたくはないのでしょうが、酒もたばこも症状の発症が遅めで何らかの病的状態が出現したとしても小康状態が続いていれば「大丈夫じゃん・・・」となるのでしょうね。

 

また「やめなさい」を強く言えば喧嘩になるというのはどちらの家庭でもよく聞きますね。

「煩悩」を手づかみで掘り起こされているように感じるのでしょうが、もしそれが家族の言葉だったなら真に心配されてのこととを感じ取らなくてはね。

それこそが本当の優しさと愛情であることを。

 

さて、昨日の忍辱山墓地

まず墓地に到着してその入口の六地蔵の件、記しましたがその「入口」の向かい正面の一段高くなったスペースには「受取」のご担当がおわしました。

 

こちらの墓地にも受取地蔵がいらしたのですが、七曲峠の受取地蔵と棺台の位置関係はじめその手のものとの違いがありました。詳細不明ですが、それを考えても仕方ありません。 

人為的な移動もありますし。

棺台は単独タイプ。当尾の千日墓地の堂内や柳生の墓地と同様です。岩船墓地のダブル地蔵と大き目の棺台とも見た目が違います。墓地によって地蔵の受取方はそれぞれ。

 

小振り(85㎝)の地蔵の光背(134㎝)~花崗岩製~には天文六(1537)年の銘。