こうやまきと鳥居強右衛門勝商の墓 甘泉寺

世の中にはたまたまいい方に向かう例と逆に悪い方向に向かう例がありますが昨日聞いた話はいい方が続いた例。

まぁ、酷い悪い目にあってからそれを体験したとのことですが。

 

東京都内、大病院数ある中、母体胎児集中治療室(MFICU)が備わった病院は僅か13か所しかないとのこと。

その妊婦さんはコロナが発症、みるみる症状悪化し当初は自宅療養だったところ自身が検診してもらっていた病院に「コロナに罹っちゃった」と相談したところ実はそのMFICUの設置がある病院で、「スグ来なさい」と言われたそう。

勿論救急車を依頼してからの搬送だったそうでスンナリとその集中治療室に収まったそう。

妊婦になった際の病院の選択が図星であっていい方向に向かった例ですが、その人の「いい方」はそれだけではなく、7月に承認されたばかりの抗体カクテル療法を受けられたとのこと。

 

トランプがコロナに罹ってその治療を受けたあと完璧なまでに改善させたその薬の当時の価格は1000万円といいますが、それが日本国内で承認されてスグの話。

あの薬は1バイアル二人分ですから、二名の治療者がいないと無駄が出てしまいます。

やはり当然と言えば当然なのでしょうが、うまくその半分をアテにしている患者が近くにいたそう。

ただし当時はカクテル療法の薬は各病院ではなく厚労省が管理していたそうで取り寄せたようですが。

 

その薬の効果は著しく、2日もあれば元に戻ったといいます。

そんな薬があるのにもかかわらず、バタバタと死にゆく人々がいることに不思議を感じますね。

軽症→中等症→重症のくくりがありますが行政が管理すべき経過観察とやらがデタラメだというとです。

 

軽症→中等症→重症(危篤)へのステップ変異が急であることからその変化が掴めないこともありますがなにせ「軽症者」に対して自宅待機や自宅療養なる語彙でもって結果的に放置した、いわゆる医療の崩壊があるわけですからね。

その医療崩壊の真っただ中でうまい方向を巡ったということはまさに奇特な事。

 

この時期に妊婦となることの大変さを感じます。またしっかりしたまともな病院を選択した当初の着眼点の素晴らしさもありますが、全国にはそんな母体胎児集中治療室(MFICU)を設置した

病院などそうは無いのでは・・・

「たまたま」とはいいながらもそれはそれ「時の運」、それでいて結果はシビアに「雲泥」の如く、分かれます。

千葉の件、三重の件等お粗末な対応を見ていましたのでつくづくそれを思った次第。

 

お国も「少子化を懸念」するならばそういった設備と増床を支援していくなど、口先だけでなく動くべきですね。

例の愛知のクラスター野外音楽フェスティバルへの補助金とやらの3000万円の経産省の支出について「NG」というニュース、そして嘘つき収賄現役ギイン殿の実刑判決も溜飲が下がる思いがするわけで・・・。これもまたいい方向でした。

 

さて、昨日の甘泉寺

このお寺に名物が二つあることがその看板に記されています。

それが国の指定の天然記念物「こうやまき」(推定樹齢650年)と鳥居強右衛門勝商(こちら またはこちら)夫婦の墓です。

当初はこうやまきの根本あたりにその墓があったようですが、槙の木が大きくなって根によって墓石がうねりあがってしまったのでしょう、現在の場所に改葬されているようです。

新城の鳥居駅近くの新昌寺(上記過去ブログ)の看板にあるよう、当初は新昌寺に埋葬されたものの慶長八(1608)年に勝商の子の

信商が作手のこちらの寺に改葬したとあります。

 

勝商の妻、信商の母でしょうがその人、寿姿妙善信女が勝商の宝篋印塔の隣に仲良く立っていました。

その人は地元作手の市場出身であったとのこと。

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    小山昭治 (水曜日, 08 9月 2021 08:49)

    先月 作手に行ってきました。鞍掛山、千枚田を見ることが目的でした。
    あのような山の奥にあんなに広い平野があるとは思えませんでした。
    もっと早く甘泉寺を知っていたら、寄ってみたかった。
    これも「時の運」?かな。

  • #2

    今井一光 (水曜日, 08 9月 2021 22:30)

    ありがとうございます。
    千枚田といえば設楽町、田峯城に近いところですね。
    まさに森林のうまい空気が吸える場所。
    人がいない=安全・・・ やはりこれからのお遊びは「自然の中」がメインですね。
    人とのコミュニケーションを自ら拒絶する場所へ・・・というのは問題があるのでしょうが。