築40年といいますがアメリカ、フロリダの12階建て集合住宅の崩落事故の件、常識的な感覚ではありえないような事案でした。
日本でも高層マンションはどちらでもありますし、その手の事象が「起こりうるのだ」ということを思うだけでも恐ろしく気の毒なことです。
自分の住まい、安寧の家が信用の置けない・・・なんて。
やはり一戸建てがイイ、などと思っていれば大阪、あべのハルカス展望から見えるかと思う住宅地の地盤崩落ニュースがあって日米「住」を脅かす事件が重なってしまいました。
「責任」というものがどう問われていくのか見ものです。
アメリカの方は戸数が多いだけに犠牲者も多数の様。
「パンケーキ・クラッシュ」といって建物の柱とその中の鉄筋に何かの原因が考えられます。
築年数を経たコンクリート製のビルが数多溢れる社会ですが経年劣化したコンクリート製構造物の突然の崩壊が今後どんどん出てくるような気がします。
橋やトンネルなど公共インフラ設備の崩壊なども考えると何処にも行けなくなってしまいそう。
世の中何から何まで「信用のおけない」時代。
人がやること何が起こったとしても不思議などない・・・
さて、当地の晴れ間は昨日も続いて例の懸案、宙ぶらりんだった工事を完成させました。
門前に半世紀以上鎮座しているあの石標の移設工事です。
私は先週末から石標ベース部分と次に設置する場所を掘削してクレーンの登場を待っていました。
既に手で押すだけで石の柱がグラグラと動くほどまでに周囲を掘り下げていましたのでそのまま時間を経るのは少々不安でした。
まず学校帰りの子供がそちらで遊んで事故が起こることを奥方は心配していましたがその手のことをやらかすのは「私か息子くらい」であると一笑。ただし万が一ということもありますからね。
私はどちらかといえば台風の通過によって地盤がさらに弱くなったところで面倒な方向に倒れこみあるいはそのショックで柱が折れはしまいかということでした。
朝一何とか4tユニックが来るとの報が入ってスタンバイ。
実はもし昨日が無理だとしたら私と奥方で2tユニックを借りてきてやっつけようとも考えていましたので奥方は無茶な仕事に付き合わなてもイイことがわかって喜んでいました。
2tも4tもあの石標には力不足となって完全な吊り上げができないというところがネックでしたね。
4tは力があっても門の直前まで寄せられないためクレーンを伸ばしますからあそこまでの重量は無理でした。
標をまず倒すことそして立てることがポイントとなりますがそこは石標近くまで寄せた2tユニックで何とかなりそうですからね。
最大のテーマは5mほどの移動です。
軽トラの荷台に載せて・・・という安直は無理。吊りきれないからですね。
城の石の移動を倣えば「そりとコロ」さえ作ればまずイケると思案しましたが、経費と時間を考えて躊躇していたところにその4tユニックの登場でした。
クレーンでゆっくりと倒して向きを変えました。
木ぞりは作れませんでしたのでこの急場はコンパネを敷いて引きずる作戦。
それでも、もっとまともな均一径の丸太(コロ)があれば効率よく仕事が進んだはずです。
ちなみに軽トラで引っ張っても後輪が空転するばかりでびくともしませんでした。
よって用意していただいた三脚とチェーンブロックで少しずつ移動。門の中はクレーンが届きませんのでそのまま三脚で石標を立てました。
沈み込みと傾きを考慮に入れて取り敢えず完成。
周囲にはまだ土を入れません。
1か月程度様子を見て、土を入れ固める予定です。
多少の傾きでしたらおそらく今度は軽トラで引っ張れるはずです。向きにもよりますがね。
新設置場所は門をくぐってスグの右側。
掲示板の前になりますが我ながら絶妙の場所であると満足しています。
やはりプロの言う通り「2分割はあり得ない」・・・正解でした。
上部を吊っても分離する兆候なし。ガッチリ付いたままでした。
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