牧之原布引原 全国に名を知らしめたのは竜巻 

朝の全国版ニュースで牧之原市布引原の惨状を目にした東京在住の檀家さんからメールが入ったり直電がきたり。

心温まる声が届けられました。

おかげさまでお寺の被害はありませんでしたがお茶の間に届けられる台地上、布引原の画像は竜巻の想像以上の勢いを感じました。

 

以前東萩間中原の「仁王辻霊園」の風の強さについて記したこ

とがありましたが、その辺りがこの台地の西の縁になります。

谷から吹きあがる風(おそらくこの時は暖気)は強く、駆け上がった風と上空の寒気が混ざりあって竜巻が発生、東側の沢水加(さばか)あたりで発達してその布引原の真っ平(旧海軍大井航空基地のあった平かな場所)の場所で最大化しその遮蔽物のない台地上を蹂躙、勝間田川の作った谷に駆け下りて被害を広げたというところでしょう。

 

私ども沿岸域に住まう者としてこの台地上に住居を求めるということ、これほど枕を高くして眠れる場所はないだろう・・・などと思いがちになりますが、そうとは限らないということをやはり思い知らされましたね。災難はどこでも起こりますし逃れることはできません。それは人智を超えているから。

 

前日の天気予報では「何やら凄い事になるやも知れぬ」という只ならぬ雰囲気を感じ取りましたが、コレだったのですね。

要は大気が不安定になるよ・・・というところなのですが、奥方に言わせれば「だからどうする、なにができる・・・」。

まぁごもっともな指摘です。

 

聞いた話で「朝起きたら庭の軽自動車が消えていた・・・」といいますが、自宅の2階が丸ごと吹き飛んだり全壊した家もあっていかにも気の毒なことです。

たまたまそこを竜巻が通過しただけなのに。やはり運・不運としか言いようがありませんね。

 

さて、昨晩はNスぺ「新型コロナ ゛第4波゛変異ウィルスの脅威」を視聴。

N501Yの変異ウィルスの感染爆発間近の様相を垣間見ました。

東京の病院の危機的状況に各地の拡大傾向は急なるものがありますね。

昨日も横浜の状況について「奥の墓道」氏から連絡がありましたが横浜の駅等繁華街は去年の比にならないほど「人多し」とのこと。

 

政府があの祭り(五輪)を是が非でも強行しようと、「ゆるゆる」の「超ド楽観」スタンスを突き進んでいるからなのでしょうね。そういった雰囲気は大衆は感じ取り行動規範とします。

まぁそのことで危機感がナイというか祭りをやるためにそのリスクに対し目を閉じるということですね。

しかし結果は「無かったこと」にすることはできませんよ。

国レベルの楽観は国民を奈落の底に落としましょう。

昨日の重傷者数最多更新1050人の数字を見て、全国ICU病棟の看護師の絶大苦労について想像ができます。

 

画像は昨朝の本堂。

須々木地区でも「別の竜巻」情報がありました。

午後お醤油屋さんの門が崩れているのを見ましたが、朝一は心配になって本堂周囲をグルっと廻りました。

何せ今は(筋肉痛)のため片付け等の大仕事などまったくヤル気にはなれませんので何事もなく安堵したところです。

 

この上空を竜巻が通過したら・・・と想像。

内心海岸に対面した場所ではそうはデカイ奴は発生しないだろうと・・・。

基本怖いのは何より「ここより西に上陸する台風」です。