称名寺 仁王門と池 日中と日没前

お天気ながら「寒い」と感じさせる朝でした。

勿論、まだ片付けていない電気ストーブのスイッチを入れてしのぎました

 

昨日ブログに記しましたが、叔母からの「怒りの電話」は施設入所の差配をしてきた私どもにとっては結構ショックな事件でした。

特に奥方は面倒な提出書面の類をやっつけつつ叔母の洗濯物のフォロー、希望の品の差し入れ、急な呼び出しなどに時間を割いていましたので・・・ここにきてこれまで「良かれ」と思ってやってきたことを当人から全否定されたということですからね。

 

当流蓮如さんの「改悔文」の冒頭「もろもろの雑行雑修自力のこころをふりすてて」を思いますがやはり「善行」と私どもが思ってやったことも空振り・・・勝手な思いでした。

もはや「勝手にしやがれ」・・・「なるようにしかならない」・・・つまるところいつもの「おまかせします」というところに落ち着いたところ。

 

しかし当家には「ぶちギレ」の血が流れていることを確信しました。

日頃温和な叔母が「キレル」とは一体いかが・・・と私自身の将来の姿を想像したのでした(私は日常温厚とはいえない・・・)が、それこそ怖いことです。

私は父の、年がら年中他者に向かって怒りを露わにする姿を真似て若い頃はやたらとそれが正義とばかりに誤った生き方をしていましたが、齢を重ねるにつれてその「怒り」こそ恥ずべき形態ということがわかってきて今、修正中。

まぁそのまま棺桶に入ることになるのでしょうが。

 

叔母の件の報告を吉祥寺の叔父に連絡すると「実は・・・」と先般「強烈に怒り狂った」件、打ち明けられました。

この家の人種にあってそれでも叔父は父とは違って普段から他者に怒りをぶつけてストレスを解消するような人間ではありませんので半信半疑で耳を傾けました。

 

すると先般、若い営業マンのトークによってBS、CSの衛星放送のチャンネルを殆ど網羅する(ケーブルテレビか?)機器を導入したそう。

すべてのセッティングが終わってこれからの使用料支払いについての書面に捺印したあと「娘さんの連絡先を」と言われたそう。

 

叔父には嫁に出た一人娘がいますがその「子供の承認が必要」の件、ひっくり返らんばかりに驚いたとのこと。

冗談だろうと思ってその営業に「バカぬかせ」風に聞き流そうとすれば真面目に「社の規約(70歳以上は家族の承諾必要)ですから」と言われて、一気にブチ切れ「そんなら契約解除するから全部取り外して持って帰れ」とばかりに言い放ったそう。

 

会社の規約はそれはありうるとは思います。

しかしそれを「70歳以上」ということのみで一律にそれを適用しているのは如何にも「アホ」でしょう。

私はそれは「現場判断」という緩衝材を置くべきと思うのですがね。

結局その若手営業マンは「上司の承認」を得て、客先でのドタバタ、叔父宅での一件を落着させたよう。

会社としてもその辺りの件キッチリやることだけが「善」ではないはず。

まぁ自社の「取りっばぐれ」のみを考えているようにのみ見えますがね。

昨日同様、「真面目さと若さ」(じしば「善行」)は大事なことなのですがツブシが効かないのは困りもの。

 

若い皆さんは社会(相手)の主たるものは「人間」であって、それぞれ個々の性質は違って画一的対応などあり得ないということを経験でもって学んで欲しいものです

私の勧めるそのスタンスこそ「いい加減」なのですが・・・。

「いい塩梅」ともいいますね。

 

しかし叔父が怒り狂ったところを今まで見たことがない私には当初ピンときませんでしたが、やはり当家には瞬間湯沸かし器のスイッチが隠されているのですね。

今後その件、気を付けて生きたいと思うばかりですが年齢によって回線がショートする脳内のこと、とても恐れています。

 

画像は称名寺の続き。仁王門と夏場、亀の甲羅干しで有名な池。鎌倉期の仁王像は坂東で一番の大きさとのこと。

日中と日没前の画像です。

⑥は反橋正面と稲荷山。講堂の屋根が見えます。