おかげさまで無事に伐採完了 あとは片付け

昨日9日は東京からある学者さんが拙寺を訪問される約束の日でしたが宣言解除に至らなかったということで再び延期。

「中止」(昨日)にはなりませんでしたが先方様予定はこれからキツくなりそうですからどうなることやら。

 

そして昨日はその「中止」文言を先に言われる前に、といった具合でしょうかオリンピックの海外からの一般客の入場について「断念」という報道がありました。

その来日についてあてにしていた人達からすればその儲け話が潰えたということですが、そんなオイシイ話とはハナから関係なく、儚くも夢や希望としてその「宝もの」とは「自身健康と安心できる生活」であると思量するド田舎に住む私どもにとってそはれいたって当然のことだと思いますね。

 

人間の企図することの儚さとそれを傍観して「何という皮肉」であるかと思ったこと、それは都内周辺のホテル経営について。

オリンピック観戦のお客たちを見込んでいたのか、実際に予約が入っていたのか知りませんが、どちらのホテルも開催期間中など「満室、お断り」でホテル代金も4倍・・・などと高らかに吹聴していましたからね。

 

それを見込んで土地を買収しホテルの建設にまで至った企業もあったようですがこの結末です。

なんとも気の毒ではありますが。

 

予想だにできないといえばそれはそうですが、世の中の事象を見ていると案外「人の予測」というものは本当に儚く、しばしば逆を行くようです。

予想を裏切って・・・何もホテルに限ったことではありませんが、最悪の結末というものをいつも見せつけられています。10年前の震災もそうでした。

 

まぁ今回は一番に痛みそうな観光業界がしぶとく生き残っているのはあの政治屋さんのおかげなのでしょうね。

問題は厚い補償を頂いている業界などではなく、末端の生活困窮者なのですがね。

 

その在外居住者の観戦を入国拒絶したことは当然だと思いますが開催としたら選手団の受け入れと各国のスタッフに報道陣が大挙することになりますので日本国民のリスクはまだまだ残りますし、日本発信の変異ウィルスを「お土産」として世界に持ち帰らせることになってしまいます。

要は世界的再蔓延期の引き金になるということなのですが、そこのところも「気づいて」いただかないとね。

楽観は許されないし、予想は裏切られるもの。

 

さて、昨日は「父の木」の残りの太い方を伐りました。

悔やまれることで途中何度も、伐採後にも念仏を唱えていました。

時折お参りの方が足を止めての見物をされますが、心中、本当はそれ、困りものであります。

ああいう重量物伐採作業はこっそり皆さんが知らないうちに進めたいのですが、それは落下の際「どんな動きをするか」予想ができないからです。

 

伐る私もロープワークする奥方もある程度その件は慣れていますが見物者の安全までフォローする余裕がないのです。

先日も記しましたがこの手の仕事は特別な配慮(というか動きと工夫)が必要ですから周囲に我々以外の「人が居ないこと」が基本ですね。

昨日も少なからずトラブルは発生しました。

一番「しまった」と思ったのは先日、「やれるところまでやっておこう」と棒切れの如く安直に枝を払ってしまったこと。

おかげで上部の伐り位置を確保するのに難儀しました。

 

木のおがくずを全身浴びての作業でしたが、針葉樹の香りが境内に充満、私も風呂に飛び込みましたがヒノキの香りの入浴剤を入れたかの如くでした。

赤身の固い材でそれを見ても「勿体ない」を思いましたが、さてこれをどう片付けようか・・・と思案中。

丸太のベンチとして置くとすれば南側墓地になりますが、移動は墓地改修完成以降ですね。

しか4月3日(土)は「春の法要」と寺楽市の予定が入っていますのでそれまでには何とかしなくては・・・

 

 

 

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    小山昭治 (水曜日, 10 3月 2021 09:08)

    ご苦労様でした。大変でした。怪我の無いのが何よりですね。
    木の断面を拝見しましたが、まだ 生きているようで切なく思いました。
    人間の身勝手で植樹、伐採。これも流れですね。

  • #2

    今井一光 (水曜日, 10 3月 2021 18:59)

    ありがとうございます。
    本当に気の毒で申し訳ないことでした。私の思うやり方での剪定伐採が立ち枯れの原因ですが意外と彼らは繊細でした。生き物は人間含めてわからないこと理解できないこと多すぎて・・・
    筋肉痛はいつもながらですが、手のしびれは年齢のせいでしょうね。