石臼手水鉢を表舞台に 「手を洗え」とはいうものの

昨日は県内ホテルの破産の件記しましたが静岡県だけでなく日本全国観光に関わる企業はボロボロの躰であることがわかります。

 

外国人観光客99.9%減の数字は如何にも強烈でした。

当然と言えば当然、空港でシャットアウトしているのですから入国などできるはずもなく。

何とか国内の観光客向けにシフトすることが可能なところはまだマシな方ですが、海外観光客を専らに集めていたところはその数字の裏返し・・・「ゼロ」ということですからね。

 

先日ニュースで日本航空の女性スタッフが、繁忙期の農家に出向いて作業を手伝っている様子が映し出されていましたが、現実のその会社の窮状を見た思いです。

国際線の飛行機を飛ばす会社ですから本来の仕事が無かったということですね。

印象的だったのは彼女たちが付けていたマスク。

防御スーツやマスクの製作も行っていると聞きましたがマスクの表面にはJALマークが。

 

それを見て、「これなら欲しい」と思うミーハーな私がいたワケですが、あの会社は飛行機を飛ばしてナンボ・・・の世界。

前回の会社のリセット→再生からまだそう日が経っていない今、さすがに二波以降の災禍の訪れと空港のストップがあれば会社の継続と存在は危機的となるでしょうね。

 

昨日は大阪発でワクチン治験始まるのニュース。

その成否が今後の経済活動の復活に繋がるのでしょう。

その99.9%の数字は今一つ、日本人で「コロナの抗体の無い人」の数字。二波襲来の恐怖が私たちを襲います。

 

さて、昨朝は近所の教育委員会の松下氏より電話。

仕事に行く前の時間ということでしたが、お寺のウラ道に漏水箇所があるとの連絡。そのまま水道課に報告するが一応・・・とのことでした。

 

これは以前記した「壇特」(ダンドク)の直下にあった水道管の破裂の件記しましたがその配管分岐点との中間地点です。

前回の拙寺の工事改修の費用負担はありませんでしたが、今回は完全に境内の外の配管部位で今回もお寺は関係ありません。

また、この水道管の先に使用者はいませんので分岐箇所で止めるのが適正でしょうね。

 

画像は本堂ウラの「舞鶴殿」。

電話をいただいて私が飛び出したところ、同行していただきました。奥方はこの足の長さと凛々しい顔のことを関西では「シュッとしている」と言うと。

可児明智城の光秀の銅像もその表現をしたのだそうです。

 

先日来浄土庭園の「石臼」について記していて思いついたのが拙寺のブン投げられている石臼について、キレイに表に出せないか・・・と思案した結果です。

ちょっとした台を工作してその上に載せてみました。

水屋の前に置いて、お飾りですが手水鉢として置こうというものです。

裏に置いておけば蚊どもの絶好の繁殖場になってしまうところですがこうして表に出せば管理もしやすく視覚的にも生えるというものです。

 

浄水を溜め、時に大谷祖廟と同じく花でも浮かべれば・・・などと考えたのでしたが、舞鶴殿が入ってあの様。

鉢を空にしておくのも悪くないと思った次第です。