157号噂の序の口 谷汲岐礼法雲寺 土岐頼芸の墓

東京の若者たちに無発症感染者が多くいそう・・・。

そんな雰囲気漂う数字が昨日のトーキョーの新規47名。

「検査をたくさんやった(おかげ)・・・」とその久しぶり(5月5日以来)の大量発生にここのところの解除と緩慢自在の雰囲気の方向性に対してその「失敗か」への疑問を打ち消すが如くの言回しを聞きました。

まぁホントは検査などせずできれば有耶無耶にしたかったところに、その「検査数を増やせ」の声に嫌々ながら重い腰を上げたなのでしょう。

 

まぁ、春先の段階で韓国の如く、片っ端から検査をしていれば、こんなにもうだうだとこの「新コロ」に関わらないで済んだのかも。それを考えればやはり政治の失策について、免れることはできないでしょうね。

何故他国にできたことが出来なかったか・・・は検証する必要がありますね。

他にもヘンテコなところが山ほどありましたがね。

 

ちなみにニュースによれば今、ソウルでは市民限定で誰でも無料でPCR検査ができるようになっているようです。

自分が発生源であることの有無が判定することによってそれぞれ対応が違ってきますから。

 

それとも国民にそれを判別されては困る理由でもあったのでしょうかねぇ。

ウィルスを独占したい厚労省感染研の件もありそうですが「コロナテロ」によってエライ人たちの命が危なくなるかも・・・?なんて警戒があったりして。そんな姑息も思い浮かびました。

つべこべ言わずに徹底的に検査しまくれ・・・というのが国民の願いです。

 

さて、「道三と頼芸」の大桑城を記したのが5月4日。

ちなみにあの時はトーキョー新規は91名でした。

拙ブログは大桑城から離れて尻切れの感がありましたので、やはりその関連の仕舞いとして土岐頼芸の墓を。

 

頼芸の墓への訪問は土岐氏菩提寺南泉寺との関係でいえば東西の移動となります。

地名は「揖斐川町谷汲岐礼(きれ)」。

こちらは知る人ぞ知る「国道(酷道)157号線」。

国道指定であって冬季は通行止め箇所あってすれ違い不可、落石注意にクマ出没、洗い越し(道路上を川が横切る)箇所など出し物の数は特筆、いわゆる「落ちたら死ぬ」の標語でマニアには垂涎の道路です。

 

かつては美濃-越前を繋ぐ最短路の温見(ぬくみ)峠超えとして今の大河ドラマでその両国を行き来する光秀が描かれていますがその道を連想するのはまさにその道。

当時も大桑城(あるいは岐阜城の信長も)-一乗谷間の軍勢の移動もこのコースであったと考えますね。

 

またその途上本巣の根尾谷には最近特に大木への憧れが強くなった私が是非来春あたり・・・と狙っている「根尾谷淡墨ザクラ」(ねおだにうすずみざくら)があります。

樹齢1500年のエドヒガンの一本の満開が拝めればその一年はまず安泰でしょう。

 

土岐頼芸は道三に美濃を追放されたあと経緯あって甲州武田のもと余生を送っていたのでしたが、天正十年の甲州征伐(→恵林寺)の際にたまたま織田方に発見されています。

そこでかつての家臣である稲葉一鉄が信長の許可を得て美濃に連れ戻したといいます。

そもそも信長の父、信秀とは共通の敵、道三対策で通じていましたからね。

そこに甲州での再会は不思議な縁を感じたかも知れません。

 

頼芸の隠居地がここ谷汲岐礼という越前への入ロともいえる地と選んだのは彼の美濃と越前双方への思いを感じます。

墓地は法雲寺(場所はこちら)。

境内の梵鐘には「諸行無常」偈の冒頭が浮きだっていました。

 

157号(本巣は淡墨街道)淡墨ザクラに行く途中になります。

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コメント: 2
  • #1

    がつお (月曜日, 15 6月 2020 11:03)

    岐阜にいたときに薄墨桜は一度見に行ったことがありますが、私免許を持っていないので電車で行きました。
    公園でお祭りみたいのをしていたので少々うるさい感もありましたが周辺にもソメイヨシノが植えられていてすごい綺麗だったなあと覚えています。
    HPで確認しつつちょうどいい時期に行ったので駅からの道は駐車場に向かう車で大渋滞でした。
    私が勝手に命名した岐阜3大古木桜(薄墨桜・臥龍桜・荘川桜)のうち、薄墨と臥龍は電車で行けるので桜が咲いている時期に行けましたが、荘川は電車がないので白川村に行く仕事の途中で少しだけ寄って葉桜を見ましたね。
    咲いている荘川桜は岐阜での心残りの一つです。

  • #2

    今井一光 (月曜日, 15 6月 2020 20:48)

    ありがとうございます。
    その大渋滞と人混みの情報を聞いて一気に気分は萎えてしまいました。
    日本人は桜の花が大好きですね。
    きっと今年の満開時期は人もまばらで楽しめたことでしょう。
    さもなくば、夜中に出て明け方くらいに到着してスタンバイしていればOKかも。
    そのくらいの気合がなくてはダメでしょうね、有名どころは・・・
    飛騨の山奥をイメージする地の御推奨の2つの桜、相当のガッツとタイミングがなくては
    無理のような。
    そのような世に生のある桜に参るということを毎年の行事とするのも生きる目標になるかも。
    「人混みで待つ」ことは最大の苦手ですが。

    花見には必要なのかも。