妻木崇禅寺は土岐頼重開山 菩提寺

昨日のブログの最期に日本代表オリンピック世代の稀に見る酷評受けるべき試合について触れましたが、本日はその真逆、稀有なる爽快感に満ちました。

それは高校サッカー選手権静岡代表の静岡学園が優勝したことに尽きますが戦前はと言えばどちらの方もまずは青森の勝利は固いと思っていたことでしょう。

 

私が居間のテレビのスイッチを点けようとすると、奥方からうんざりするように「もう2点取られたから・・・」(もうあきらめろ・・・)と。

半分冗談だろうとテレビを点ければ本当に0-2。

それほど差があるものかと見ていれば、点差はたまたま2点あるもののまったく拮抗している試合。だいたい同じ高校生ですので「次の1点」どちらが取ってもそこまで付き合おうと観戦。

前半中に1点返しておけば、「2-0」のジンクスが効いてきますしね。

力が拮抗したチーム同士、プレッシャーあるチームが「2-0」でリードした場合本当に力の差があれば「1-0」の段階よりは断然有利になりますが、その2点目の奪取による「安心」とその「キープしたい」という気持ちは過度に働いて集団の精神状態は「1-0」の時の緊張感とは違う不安に覆われます。

それが早い段階で1点返されたとき。

前回のWカップでもそれを見た覚えがありましたが・・・

 

2点の余裕から「もしかして同点、いやひょっとして逆転されるのでは」という不安で足元も心も揺らいでくるものなのです。

折角の「2点リードが・・・」の心残りも重くあとを引きずります。そして追いついた方といえば「イケるぞ」のイケイケムードとなってその心中縮みきった相手を飲み込めるくらいの勢いに繋がりますね。

 

案の定前半終了前に1点を返して1-2。絶好のお膳立てができたというワケですね。そこから後半の2点、見ている者からすれば絵に描いたような絶妙の逆転劇。

久し振りの爽快、ご機嫌を味あわせていただきました。

もう既に静岡の「サッカー王国」なる美辞は死後となったと感じていた昨今、高校女子の藤枝の優勝といい、ここ静岡は「春から縁起がイイ」。

 

さて、標記妻木の崇禅寺(明智関係ブログ)は土岐頼重の開山です。

その「土岐頼重」こそ通説明智家(土岐明智)の始まりで明智光秀の祖と言われています。

よって大河ドラマではその「土岐」は名門守護家流だけに当然の如く頻発するでしょうね。

 

その崇禅寺本堂と薬師堂の間には土岐家の静謐の空間が仕切られています。ガッチリと木戸が閉められていますがそちらにも桔梗紋が光っていました。

位牌堂から見下ろした際のチラ見でしたが五輪塔が・・・。