無知 ピストンと「木玉と革」 井戸ポンプ修理

涼しくなるとともにあっという間に日も短くなりました。

これから私にとっては下り坂まっしぐらの心境。暗くて寒い冬は人の生死に繋げてしまいます。

また昨年はインフルエンザという初めての病の苦しみに遭遇しましたので今年はその再現だけは避けたいところです。

 

問題はいつ予防接種を受けるかですね。

2月までその効力を維持させるとなれば12月に入ってからがベストですが、あの沖縄では8月からインフルエンザ患者数の上昇について言われていましたので常識というものが通用しないというのも現実(気温や湿度関係ナシか)・・・

そしていくら以前とは違う画期的な薬ができたからと言って一旦は40℃の高熱でうなされなければなりません。

よってワクチン接種によって「罹っても重症化は許してくれるかも・・・」と(またも「私だけはたすかりたい・・・」)思案中。

 

私はこの時節、先方御自宅の法要で風邪をもらってくるというジンクスがありますので、12月~2月は自宅法要を避けていただければありがたいのが本音。

かといって本堂は極寒世界で先方様が気の毒ではあります。

しかしながら人が居るところにはウィルスはつきもの、本堂にはまずそんな病原菌は居ません。

 

さて、昨日記しました通り3連休間の宿題、どのようにして井戸のポンプを修理するか・・・朝から「ナイお頭」をひねっていました。

私は大抵の物とその仕組みについては理解しているつもりでしたがこの今回の井戸の手動ポンプいじりに本腰を入れてて、はじめて何も知っちゃあいない自分というものを見ました。

まったく初めての経験で勉強になりましたね。

 

「水を吸いあげない理由」についてはわかりましたので手っ取り早く手動ポンプのハンドルに直結しているピストンを取り外してみました①②。

 

腐食が進んでいること、エアが漏れて役立たずになっていることはスグ判別できました。そもそも木製というのが驚き。

パイプに接するピストン周囲に布のようなものがグルリと釘打ちされていました。

一見したところ「イイ加減でデタラメな作りと構造」で、誰かのやっつけ仕事かとも思いましたが、とにかくコレと同じものを再現してみようとサイズを計測を始めました。

 

その前、このピストンを外している際、檀家さんの金物屋さんからそれを見て「電動ポンプ(約10万円)にしちゃいなさい」とのアドバイスがありましたが、それでは無意味。

この無用放置だった井戸に手を付けようとの発想は停電等の災害対策ですからね。今回の千葉台風を見て思い立ったワケで。

電気が無いというところからスタートしなくてはなりませんからあくまでも「手動」にこだわらなくては・・・。

 

次にそのサイズの計測をしながら「素材は何で作りなおそう」と思案していると今度はその金物屋さんと親類にあたる金物屋さんがたまたま声を掛けてきて「こりゃまた珍しいことを・・・」と。

「これから3日かけて作るところ」と説明すると「そりゃあ大変」とニッコリ。

そしてそれと同じもの、それもまったく同等のものが商品としてあること、そして「店に在庫している」ということも。

ただしこの商品は最近は需要が無くなり以前より滅法「高くなった」ということでした。

 

多少の金額が張ろうが3日かけて完成させてそれがうまくいくかいかないかもわからない「未知の物」に期待を抱くよりも「ハイコレ」の如くいわゆる「渡りに船」の提示に載らない手はないですね。

 

ということで即購入しました③。

一旦水に浸けましたが新品です。ボルト締めして「ハイ完成」④。

呼び水を2~3杯、バケツで突っ込んでポンプアップすると⑤の如く。

ピストンの交換に要する時間は数分、何という時間と労力の節約。この品物との出会いは偶然とはいえ阿弥陀さんに感謝した次第です。

私の欲しいものが瞬時に提供されたことは奇特ですね。

 

尚、ピストン本体が木製だったのはそれこそ本来のもので正式には「木玉」と呼び、その周囲に釘打ちされたものが「革」といいます。

 

木を使用することは水分で膨張させて「密着性を高める」とのこと、結構に曖昧な世界でした。

「革」は消耗品で交換ができるとのこと。「木玉」もパーツとして単品で存在するようでした。

実はこのポンプの仕組みと部材について私は初めて知ったのでした。

 

特に木玉の上部にある「弁」の存在も。

あの弁の有無が水の吸い込みに関わるのですね。

作りとしてもどう見てもファジー、こういっては失礼ですが鶴瓶の時代からすれば文明の利器だったこれが一世を風靡した時代があったのでした。

 

「鶴瓶落とし」(おろし)といえば今の使用としては秋の日、あっという間に日が暮れることとして使いますがそれとは別に「鶴瓶落とし」は各地方に伝承する妖怪の名でもありました。

特に丹波地方にはその鶴瓶の伝承が残っています。

 

⑥画像は当ブログ再掲ですが、気持ちとしてはあのスタイルは格別。

あのようにあればお寺らしくて完璧なのですが・・・。

屋根を作って井戸の縁を取っ払い転落防止の枠で囲むという一大工事と出費になります。

作ったら作ったで子供が落ちそうでハラハラしなくてはならないでしょうね。

 

⑦⑧は丹波道の駅の図。

先日秋の味覚の栗を奥方の御注進を無視して購入しましたがやはり、栗といえば丹波栗を思い出します。

奥方の言う通り。値段も格別ですが。