1日で-10℃ 静岡歌舞伎 流出浮世絵コレクション

「水曜日は冬に逆戻り」の予報が出ていますが昨日は日曜日の27℃から10℃以上も下落。朝方は強めの雨がありました。

寒暖が交互に出現し体調コントロールが難しいこの頃です。

 

「春の法要」で疲れが出ている身には休養が一番なのですが雨がやんで日が出だしたころに静岡方面に向かいました。

半年近く前にその予定を入れていた松本白鸚と松本幸四郎の襲名披露公演の観劇です。

この日は相良仏教会の「花まつり」の日でしたがどうしてもそちらの方への出席は困難でしたのでご辞退させていただきました。勝手な私事都合で申し訳ありません。

 

ちなみに息子の方はといえば「春の法要」の名称ではなく「花まつり」を使用しているようでそちらにて法要が開催されたようです。

 

その「春」に併せて舞台上は赤と白の賑やかな色調。

襲名の口上のあとは「菅原伝授~」の二幕(加茂堤・車引)と「奴道成寺」。

道成寺には各バージョンがありますが、そちらはオーソドックスな「娘」ではなく「奴」。要は男(立ち役)の踊りということですが「白拍子花子に化けた狂言師」という設定になります。

 

娘道成寺といえば玉三郎ですが、「鐘に恨みは数々ござる~

以下の件の部分は同様で、歌詞?を思い出しつつ楽しませていただきました。

ライブ観劇はそれならではの格別ですが、半面、99%は女性その8割は御年配と思え、舞台上のそれぞれの所作、アクションに感動されてざわめく場面に拍手多々、19列目とあって「聞き取れないよ~」の部分がありますね。

3~5列目が取れたら最高ですがね。

 

さて、静岡市美術館(葵タワー)に洋行帰りの浮世絵が多数(200点)集まるようです(6/8~7/28)

アメリカの大学の美術館所蔵となりますので一時帰郷。

メアリー・エインズワースという女性が明治後期に来日してから集めたものがその美術館に寄贈されたもので総数は1500点以上もあるそう。

 

何故にして「ひょいと」来日したアメリカ人の女性が日本の浮世絵(文化・芸術)の逸品をこれほどまでに収集できたのか・・・やはり明治の欧米化偏重路線の短慮と日本人の軽率(特にそれを引率すべき政治の愚)なのでしょうね。

今更それを後悔しても遅いのですが。

まぁそれだけのコレクションが日本に存在したとしてもどうせこれまでに散逸しきっていることでしょうから、こうして200点でも目の前にすることができるということはメアリーのおかげと考えた方がいいのかも。

是非に感謝して拝観させていただきます(→サイト)。

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コメント: 2
  • #1

    小山昭治 (火曜日, 09 4月 2019 08:57)

    浮世絵の保存は外人のお陰ですね。
    浮世絵がそこかしこにあれば2足3文ととられても仕方ありません。
    庶民の文化程度も低かったのでしょう。
    7日は私もお出かけでした。伊勢神宮まで、いつもの日帰りででした。
    天気が良いと、外へ出たくてうずうずしますね。

  • #2

    今井一光 (火曜日, 09 4月 2019 20:16)

    ありがとうございます。
    私はナビにない新東名の分岐ができていてあたふたし、道路を間違えてしまいました。
    大分渋滞は解消したとは聞きますがさすがにこれからの時期は混むでしょうね。