「まんぷく」六字軸の主張と死の描き方 ナビ陳腐化

朝ドラ「まんぷく」もお終いです。

昨日はタイトル的に記すとすれば「今井鈴さんの生前葬」でした。

この件はさすがに「演出だろう」と決めつけて見ていましたが

三姉妹の長女が亡くなったことによって死そのものと劇中登場してくる故人の存在ついてその流れる雰囲気は他にない一種独特を感じました。

 

特に亡くなった長女が明るく夢枕に立って「あっちもなかなかいいところ」的台詞があったことを思い起こしますが勝手に記せばそれはまさしく当流のいう「倶会一処」のお浄土を示唆しているようでニヤリとしたものです。

お内仏(仏壇)も中身は確認できませんでしたが、限りなく当流風のものに見えました(金仏壇)。

当初は大谷派の土香炉があったように思いましたが昨日は一般的な香炉でしたね。

 

何よりも「六字の名号」の掛け軸がぶら下がっていて、これはここへきてまた近しい感覚になりました。

各主人公たちの送る言葉と棺に入った鈴さんの「ありがとう」の掛け合いもまさに葬儀の主眼であると頷いたのでした。

 

余計な事、どうでもイイことを何点か記すとすれば、香炉に線香が立っていたこと、旅支草鞋付きの白装束、木魚使用の点、宗教考証すれば当流ではないことが確かとなります。

敢えて特定を試みれば坊さんの後ろ姿と称名からしてば浄土宗なのでしょうか。

 

しかしながらNHKは以前も記していますよう時代考証については厳格を目指す部分がありますが、その各宗教宗派の差異についてはテキトー傾向があります。

石山本願寺顕如さんの背後に釈迦如来坐像があった様子は今も脳裏に焼き付いて忘れることができませんね。

「軍師官兵衛」の1シーンでしたが再放送編のシーン差し替えしてお詫びするという騒ぎになりました。

「印」も当流阿弥陀さんの「摂取不捨」「来迎」ではありませんし座像。一見して「無茶苦茶」を思ったものです。

画像④は拙ブログでも何度も登場しているかと思いますがあまりにもショッキングな出来事でしたので再々登場。

 

ご担当としては辛いかも知れませんが私はあれは結構に面白ネタとして適宜おしゃべりし、時にこうしてキャプチャー画像をアップさせていただいています。悪しからず笑ってお許しください。

 

さて東京行脚から帰宅したその翌日は息子の転居先へ引っ越し荷物の運搬作業。

再び東名高速を東上しました。

朝早く出かけたため途中富士川S.A.で先に出た息子と合流。

そちらにて家族で朝食をとりました。

 

帰宅は夜8時すぎになりましたが、かつての横浜方面の「地の利」というものはまったく喪失。

新しい道に記憶失念が重なってまるで「玉手箱」の感。

戸塚駅前から長後街道などガラリと変わっていました。

 

そして一番に癪にさわるのがこの3月に開通の嵐が吹いた高速道路延伸情報のデータが無い車載ナビのニセ情報です。

いまのところ何処へ行ってもその不愉快が付きまといますね。

先日も伊勢道からの分岐でウソを教えられました。

 

電池消耗の早いスマホのGoogleマップのナビで対応しますが、こちらはデータ更新頻度が高く車載のものよりも断然信頼性アリでした。

先日はパイオニアというかつての一流メーカーが身売りされたと聞きましたが音響機器からナビに特化していたといいますね。

高価な機材とナビソフトを購入するよりもスマホの方は無料で正確。経営方向を誤って退場したということは火を見るよりあきらかですね。

 

車載ナビをハナから信用せずスマホのナビで向かった息子の方が車中奥方とドタバタしていた私どもよりも30分は到着が早かったです。

 

①②はお馴染み富士川S.A.の風景。③は一瞬意味不明に陥った新東名伊勢原JCTの告知。

御殿場で終わっているはずの新東名がこの区間だけ開通したということですが、ここから寒川方面に出てドはまりになりました。

 

横浜インター、保土ヶ谷バイパスの異常な混み方もクサクサですし、圏央道海老名も東名からの分岐の慢性的大渋滞を知っていましたのでこちらからつい出てしまいました。

息子の方はといえば厚木で降りたようです。

以前の感覚だとできるだけ「相模川は早めに渡っておきたい」ということが頭にありましたからね。

帰りは圏央道の海老名から高速に乗りましたが、東名への合流が相変わらず混んでいて辟易でした。

 

ナビ更新ソフトに2万円以上の投資となりますが、こう新しい道路ばかりが出来るとデータ陳腐化も早いでしょう、いっそのことスマホの車内スタンドを購入して対応しようか思案中です。