全生庵の主は山岡鉄舟 鉄舟骸骨

今、「絶対に開けてはいけない」着信フィッシングメールとして有名になったあの「SAGAWAメール」が奥方のスマホに届きました。

その前日にもそれが届いていて

「ぶち消してやったは・・・。ザマぁ・・・」という少々はしたない言葉を耳にしていましたが、続けざまに来るとはしつこすぎると思い、今度は私がそれをキャプチャーしてこちらに晒すこととしました(↓最下段)。

この詐欺は宅配便の不在連絡のメール詐欺ですが、案外と皆さん「注文配達の心当たり」というものがあるようで「サクッと」開けちゃうようです。まぁ開けるだけならどうってことはないという方もいますが、「即削除」が妥当なところですね。

 

それは要するにスマホにウィルスを組み込まれ勝手にプリペイドカードを購入されたり電話がその偽SAGAWAの再配達担当者の番号にされて着信の嵐に見舞われるというもののよう。

手を変え品を変えの詐欺は枚挙に暇がありませんがこの

「偽SAGAWA」がバレバレになったら他の偽宅配便を語るものが出てきそう。

それ以外に「怪しい」メールの着信は機械的に無視しましょう。

上から下まで信用のならない時代ですよ。

だいたい個人情報が流出していることが大問題ですね。

 

さて、全生庵のその名称は勿論山岡鉄舟の戒名からですね。

「全生庵殿鉄舟高歩大居士」です。

「鉄舟居士」の署名は彼の記した書にもありますね。「高歩」(たかゆき)は諱で通称は鐵太郎です。

鉄舟と言えば先日記した西郷との駿府の件ですが①に剣豪②に書③に禅です。のちに剣の道では「一刀正伝無刀流(無刀流)」の開祖となりますが、昨日記した圓朝の「無舌居士」を考えると当人の極めた道には「無」を冠にするパターンを思うところ。

 

当流には阿弥陀の名に「無量寿」「無量光」「無礙光」なる「無」があってさすがに「無」=「仏」でありますのでなかなかその使用には「愚」以上に心苦しいものがありますね。

しかし無事や無実、無頓着・・・好きな言葉ですが、よくよく考えればどれも「無」が付く言葉は悪くない・・・。

 

鉄舟の書といえば骸骨。

相良の旧布施石油に残る鉄舟の書にもそれが記されていましたが彼は好んでその骸骨を書に記しています。

幽霊画展のお土産にそれにまつわるグッズが並んでいました。

やはりその骸骨マークは圓朝にも「伝染」していたようで圓朝の書にも記されているものが・・・上の画像の最後。

 

上記手前の銅像⑪は高山陣屋前の「若き日の山岡鉄舟」です。

こちらは布施氏から頂戴した画像。

鉄舟の父、小野高福の飛騨郡代赴任に伴ったという縁からですね。

先日は布施氏と話しました。

鉄舟は相良に滞留して各家に居候した際に書を残していますので、相良にも鉄舟の銅像があっても「ぜんぜんOKでしょ・・・」と。相良じゅうの鉄舟の書を搔き集めてまずは史料館で「鉄舟展でもやろう」と働きかていきます。

駿府にも鉄舟の寺がありましたね。