「朝敵徳川慶喜の家来 山岡鉄太郎」 駿府伝馬町

夕方の酷い土砂降りには呆気にとられました。

その直前に息子を灯籠流しのスタート法要に送り出したばかりでしたから。おろしたて、おニューの衣を用意したのに・・・と地団太を踏んでいました。

布施氏に送り届けていただいたようで、その後息子はさっさと着替えて友人とどちらかに消えていました。

 

こちらも呆気にとられるというか吐き気がするような気分になるのが日本軍陸軍参謀の稚拙と杜撰。

NHK「ノモンハン 責任なき戦い」を視聴しました。

相手の実力の過小評価、軽視の姿と情勢の非把握、楽観、精神論の誇張によるボロ負けはいつもの事とはいえ呆れ果てました。

参謀本部の辻政信という人間の「勝手な戦争」を推しました。

彼は「人に責任を押し付けて逃げる」という醜い姿をも思わせました。

勿論、彼もどなたかの責任を被らされていることも考えられますが・・・。結局「なすり合い」ですね。

それにしてもNHKの番組は念入りに調べあげます。

 

ノモンハンの現場には今も尚戦争遺品が散らばっていることに驚きました。その中には勿論遺骨がそのまま放置されていました。海の底ではあるまいし、さっさと回収に向えられないものでしょうか。

 軍事費の出費がどんどん嵩む日本ですが、まだまだ「戦後処理」は終わっていません。こちらの方にも予算を配していただきたいものです。

 

国の責任というものは、やらかしたこと誤ったことの清算からですね。310万人を死に追いやった無謀な戦争を始め、ずるずる継続させた責任は・・・どちらの現場に於いても「兵隊は鉄砲玉と同じ」(使い捨て)の如く、元兵士(101歳)の方が「まったく腹が立つ・・・」と仰っていました。

 

昨日はNHKの取材を受けました。

「ファミリーヒストリー」なる番組にてある方にスポットを当てるそうですが、突然の来訪にて驚きました。

できるだけ協力させていただきましたが、もっと深堀りしていくそう。

そこでも思いましたがあの番組の調査力もまた凄いですね。

その方の調査済みのお話を聞いてこちらの方が「へ~え」と口を空いてお聞きしていたくらいです。

5か月前から調査に調査を重ねて何グループかあるスタッフが日本全国を足で稼いでいる様子がわかりました。

 

さて、そろそろNHK大河ドラマを・・・という気分になっています。「西郷どん」の時代は明治維新、井伊はじめ幕府方が「悪役」というのがお決まりの中、そのうちまぁ好意的に描かれるというのが山岡鉄舟というのもストーリーの中、お決まりというところ。

鉄舟はこちら相良の布施家にも滞留するなど大いに関わりのある人物ですし、私も個人的には「拙寺にも遊びに来ているかも・・・」という期待がある人物です。

先日も大河ドラマを視聴しているという叔父に「そろそろ鉄舟?」と聞いたばかり。次の日曜日は久々にチャンネル合わせをしてみようと思っています。

 

画像は静岡伝馬町に立つ看板。