「千載一遇のチャンスをモノにした」とはこのこと

先日東京から来られた方が「嬉しい話」として紹介くださったのは静鉄バスの運転手の件。

静岡駅から特急バスにて相良ターミナルまでというのはオーソドックスなコースです。

相良に到着時、料金を精算しようとたまたま出てきてしまったのが5000円札だったため、それを財布に戻さずに精算機の上に置いたまま、さらに1000円札と小銭250円を取り出して投入。

そして5000円札を財布に戻さないままバスを降りたといいます。

 

すると本通りを曲がって拙寺に向かって歩いていると後ろからその運転手が。その5000円札を返却のために走って追いかけてきたとのことでした。

バス終点の相良だったこと、相良で降車する人が他にいなかったというタイミングが重なったのでしょうが、その方は「世の中捨てたものではない、滅多にないようなことを味わえた」と上機嫌でした。

 

「滅多にない」ということに「千載一遇」と言われますが昔から古い言葉で「盲亀の浮木」とも言いますね。

前回1-4で一蹴されたコロンビアに雪辱を果たしました。

何せ「命がけ」でサッカーをしているに思えてしまうコロンビアにです。

 

とにかく開始3分でPKを貰って尚且つ相手ディフェンスの要が退場、ほとんどすべての時間を11-10の数的優位のもと試合運びができたのですから。

逆にその状況で「もし負けたとしたら」の不安はよぎりました。あれだけのお膳立てにも関わらずの敗戦となったら今後世界から何を言われるかわかりませんからね。

 

反省点多々ありましたが今度のヒーローは大迫くんでしたね。

献身的ディフェンスもそうでしたが、あの1-1に追いつかれて「やっぱダメか」と思っていたところで相手ディフェンスの中から「頭で決めた」あのゴールは仰天しました。

 

ちなみに今回の横浜の友人との恒例の鰻博打はドロー。

知り合いで日本が2-1で勝つなど予想した人は皆無でしょう。

口では日本が勝つなど言えますが3000円の鰻重は重いですよ。

海外では「ゴリアテとダビデ」から「giant killing」の見出しが躍りそうですが、日本の戦い方はこの天与の勝利に奢ることなくダビデの賢さ堅実さをもって次の2試合に臨んでいただきたいと思います。

コロンビアはエースストライカーのロドリゲスを温存してきましたね。アレは「それでも日本に勝てる」という腹だったことは推せます。

 

「マイアミの奇跡」(1996アトランタオリンピック)と語り継がれたブラジル戦で勝利した事を思い出します。

勝ち点3を得て上々の出だしでウキウキでしたが結果は予選敗退の憂き目でしたね。

 

とにかくそれでも今後のお楽しみは続きました。

 

日本は次はセネガル戦。厳しいですよ。

しかしコロンビア×ポーランドなどはこれで無茶苦茶に面白くなりました。もしそれでコロンビアが負けてよもやの予選敗退などなったとしたらコロンビア国内は引っ繰り返らんばかりの大ブーイングが勃発。代表選手は国内に帰れないでしょう。

特に日本戦でPKを与えたカルロスは危機的状況になるかも知れません。

コロンビアの国民性としてサッカー熱は半端ではありませんからね。エスコバルの件がありますから。

 

結果良ければすべてヨシ。とりあえず1勝。

ボロ負け必至と記したことをお詫びいたします。

 

①②とも盲亀の浮木とも千載一遇とも言いませんね。

特に②はいつも山の中を歩いていてビクつくところです。

絶対に遭遇したくないですね。