「鐘ひとつ  売れぬ日はなし  江戸の春」 宝井其角

ブログにて以前も記していますが近場乗り用の小型車新調の検討をしています。

今の軽自動車が10万㌔間近で最近では加速に唸り声をあげ「しんどそう・・・」を感じるようになりました。

車検が来年まで残っていますのでそうは慌てていませんがどこかで突然停止するなどアクシデントはカンベンしてもらいたいところです。

タイミングベルトと電装系の突然死も経験上不安をよぎります。

 

税金が安くて燃費のいい軽自動車がいいのですが、MTの設定のあるものが少ないことと、ニュースで見る軽自動車の事故、原形をとどめないほどにくしゃくしゃになった姿を目の当たりにして怖気づき、1400cc程度の小型車も候補に挙げています。

事故にあえば一緒だろ?とは思うものの、軽自動車の事故死亡率はやはり高いですからね。

 

昨日来訪された方は150号線にて信号停車中にスマホの「ながら運転」の若者に時速60㎞以上で突っ込まれ、いろいろとひどい目にあったとのこと。生きていることが奇跡だといわれるのも何ですよ・・・小さい車はもらい事故が恐ろしい。

その手の話はこの田舎町でもよく聞かされます。

 

昨夕の地元ニュースでは静岡市の伝馬町で例の「アクセルとブレーキ間違い」という高齢者のビル突入事故が報じられていました。一昨日は東京にて「その間違い」による暴走で歩行者を死に至らしめる悲惨事案もあったばかり。

運転者のみならず歩行時も漫然と歩道であっても歩けない時代かもしれません。

 

さて、「十五より 酒を飲み出て 今日の月」と詠み、まずは「酒のせい」で早死(46歳)にしたのだろうという俳諧師が芭蕉配下NO.1といわれる宝井其角(たからい きかく)

自虐としかいいようのない句のようで・・・

江戸期にそのように酒に溺れるという状況は余程の金持ちのボンボン。それも大甘の家庭環境を想像してしまいますが・・・やはり膳所藩御殿医の長男。

芭蕉がその力量を見込んだとあってその世界では名のある人。

 

私は以前堅田の光徳寺周辺を歩いている際に彼の屋敷址の碑を見かけました。

まさにそちらのお寺のスグ近くで路地を歩いていれば目につく場所です。

 

表記、春らしい句にて。

「鐘ひとつ  売れぬ日はなし  江戸の春」

まったくもって表現が極端すぎる!! 

私は寺の鐘を店頭で売っている店などを見たことがありませんがその鐘が売れない日はないくらいに賑やかで繁盛している春の「江戸の町」を詠った・・・?ということでしょうか。