蘆山寺は紫式部邸 例の文学執筆の地 そして筆塚 

あの白一色の世界は、大平洋岸に住まう人間の粋狂としては「美しさ」をも感じますが、今「東海・北陸」という同じブロックのその私どもの反対側に住まう人々の感じるあの「白」はもはや絶対的な「悪」としか感じられないでしょうね。

一つの誤りが死を招きます。

積雪の重さが限界に達して家のここかしこで歪みが発生し、襖や扉の開け閉めができなくなったという画像を見ました。

雪下ろしと雪かきに追われている毎日で体力も限界といいます。

 

礼を欠きますがあらためて本当に有難いことだと思った次第です。なぜならここ相良に居てその両方、雪下ろしも雪かきもしたことが無いからです。

どんなに境内が冷えて氷が厚く張ったとしても、水屋の水道の露出した水道管に何らのケアもしていません(凍結の兆しはありましたが)。

スーパーやコンビニにはどっさりと食料品は並んでいますしここに住んでいての問題はありませんね。

 

昨日は納税に関してつまらない事を記しましたが、自然から時に与えられる私たちの「苦渋」について「天に税を納めるが如く」と考える事があります。

なるほど北陸のドカ雪に対して太平洋岸の地震・津波・・・

観光温泉地は火山の爆発・・・天は時として私たちの「無事」の上前をハネて大きく「打ったくる」暴挙を向けて来るのかも知れません。

ただし原発については人為ですのでその管理ミスが惹起した苦渋については図れません。その人為を安全神話に任せて誘致して大枚頂戴の目論見が仇となった場合ですね。

 

最近は当地海岸沿いの150号線に新築家屋が増えつつあります。この地に津波は来ないという確信があるのか、そういった風潮は少なからず出始めています。

さぁどう出るか、誰にもわかりませんが。

 

さて、何度か蘆山寺の景色を小出しにしていますが、あの地は紫式部の邸宅址というのが通説でこちらであの源氏物語を執筆したといいます。

歌碑やら筆塚やらありましたので本日はそちらを。

尚筆塚は紫式部のものではなく「日本画家、池田遙邨先生筆塚」とあります。池田遙邨(ようそん)は昭和三年に大阪が雪景色になった「雪の大坂」を描いています。滅多に降らない場所の雪には人は感動を覚えます。

 

歌碑は

 大弍三位

  「有馬山 いなのささ原 風吹けば 

      いでそよ人を  忘れやはする」 

 

 紫式部

「めぐりきて みしやそれとも わかぬまに

            雲がくれにし 夜半の月かな」

 

最後の画像が夜間玄関保護を続ける舞鶴殿。3日目です。元気になりました。トイレを用意しましたがその名に違わずしっかりとその利口ぶりを発揮しています。

舞鶴殿は「寿曽我対面」の演出による「小林舞鶴」より。

「小林朝比奈」の妹設定にあります。