火葬通貨「発掘」の件はどうなってんの? 残骨灰

東京の降雪警戒は肩透かしになりましたが、何のことはない4日から8日までと、また酷い寒気がやってくるとの予報ですね。

週の頭から法事が入っていて私に関しては相良から移動することはありませんが、当地にやってくる関係の皆さんにとっては気が重いことでしょう。今回も無事にやり過ごしたいものです。

あと、ちっとばかりの我慢のしどころです。

 

先日の会合で出た話題。

「金の価格が(高いね)」と私が振ったのですが、それよりも火葬場から出る「残骨灰」はどうなってるの?との質問がありました。

 

数年前、私は色々の疑問を引っ提げて役場のカウンターに向かったことがありましたが、その際の「疑問」の中にもその「残骨灰」の件を入れておきました。その際は「適切に業者に引き取ってもらっている」との返答で「まぁいいか・・・」とあいまいにしたままにしていました。

あまり関わりたくない面倒くさそうな件、そしてまた色々恨まれそうでちょっぴり秘密のおいしい話ですからね。

 

現在の火葬場のシステム。

以前とは違って火葬後の収骨は時間の問題もありそのまま火葬後の遺体を皆さんの前に出してこないというのが一般的になりました。

昔は人体の骨格モデルの如くそのまま出てきたものですが。

ありのまま台車にのせられた状態の遺骨を収骨するやり方ですが、その方法は長めの冷却時間をかけなくてはならず、また熱いまま収骨に出せば火傷の危険も伴います。

そこで時短となるやり方が最近の方法。

 

火葬炉は強制送風による冷却時間を設けて「あら熱」を取っていますが、なにせそもそも高温になっているために一旦は炉の外に出した台車の遺骨を作業員が大まかな部位を集めて別のステンレス製のテーブルに載せ替えるというのが今のやり方でしょう。

 

そこに載せられた遺骨というのはおそらく大まかな量、だいたい骨壺にちょうど収まりきれる量になりますね。その辺りの判断は係員のご判断にお任せすることになりますが、まぁそんな少ない量の筈はないだろう・・・というのが誰もが考えるところです。が、あの厳粛というかもうどうにもならないような諦めの場でその件、深く考えて担当者に詰問する人は皆無ですね。東京辺りはもっと少なめな気がしましたが・・・

 

実は遺骨1体につきだいたい2㎏程度の灰はざっと集められて「処理」の方に回るようです。当地辺りですと、収骨中に炉のある部屋から業務用バキュームの大きな音を聞いた人もいらっしゃるかと思いますが、その裏方では処理される「灰」を吸い込んで集めています。

そうですねそれが「残骨灰」です。

 

コレを今、「火葬通貨」と呼んでいます・・・否それは全くの冗談です・・・がその灰にはお宝が含まれていて時にその「相場」があるというのも裏常識。

いわゆる「金銀パールプレゼント~」ではありませんが、その灰の中には主に金と銀の含有量が豊富だということですね。

特に歯にその貴金属を使用する例は多く、火葬ともなればすべてそれら貴金属は溶けて灰に混ざりますが特殊な取り出し方法で「採掘」すれば相当の金額になるといいます。

 

えぐい話ですが、もっと昔は遺族の見ていないところで「担当作業員」が器具を使って取り出したなどいう話も聞いたことがありますが・・・

 

各自治体でその件、残骨灰に超価値があるということに気づいたのはごく最近の事で、以前ともなると業者に処理量を支払って引き取ってもらっていたともいいます。

その件に気づいて競売にして買い取ってもらうことに方針転換をした自治体も多くあるようですね。

業者はその件気づかれなければボロ儲けだったのですから、その件を吹聴されるのはかなわないかも知れません。

 

ちなみに横浜市の場合、売却額の入札を行ったところ5カ月分の散骨灰に約3、700万円の値がついたといいます(NHK番組より)。

そういえば父親は金歯だらけでしたし、金の指輪が付いたままの御遺体はよく目にします。

「抜けなくなっちゃったからもういいや・・・」とそのまま送っている様子。私も口を挟む余地はまったくありませんし。

無理やり遺体から抜き取るなど見たことがありませんね。

 

問題はそのあとの灰は一体どうなっているの?というところ。

すべて業者さん任せでいいのか、その引き取り金額と手数料に対して果たしてどれくらいの採掘ができてどれくらいの収益が出ているのか。

やはり元はといえば私たちの縁者の遺骨から出たもの

ちょっと不思議な行政の在り方ではあります。

 

聞けば京都市ではそんな「採掘」に関してはノータッチだそうです。余計な件を引きづらないために「残骨灰」は出るがそれらはまったく「秘密の場所」に永久保存するシステムだそう。

まぁ京都市の責任でもって管理するというやり方ですが、つまらないことを考えないでイイというさばさばした感覚がお見受けできますね。

 

一体どうなってるの?と声をあげたとしたら・・・

余計な事かな?

 

浜岡の叔母さんが「食事を御馳走する」と夜タクシーを飛ばしてやってきました。

叔母は最近「肉が食べたい」が口癖でそれでいてリーズナブルな私好みの肉を食べに連れて行けば店内で「固い」とデカイ声で騒ぎだしますので、昨日は地元では良肉を出すことで名のある店へ。こんな時でなくては滅多に来られない店ですが久しぶりにおいしくいただきました。贅沢を言わせてもらえれば「柔らかすぎ」の感。

それにしても土曜の夕刻だというのに相良の街に人は歩いていませんし、店内も人少なすぎ。インフルエンザ蔓延で皆さん寝込んでしまった?

 

しかしながら牧之原市の「人」が確実に少なくなっていることは確か。2017年は186人の転出超過とのこと。