ゆっくり急げ 絶妙幸福感 昨年挿し木した梅一輪

時間が切迫しているのでしょうね。

「もう1か月経った」とその速さに呆れたのは毎度の事ですがその押し詰まった人生であってもかなり「のんびり」している私がいますね。

しかし「諦観」といえばカッコいいものがありますが、どうにもならないことでもあります。もっとも仏教にも「ゆっくり急げ」(アウグストゥス・・・)的スタンスも推奨されるところで、気持ちだけは「やっとこ とっちゃあ」は維持したいものです。

 

それにしても「時」が過ぎるのはあっという間。

鐘に恨み」の意味がいよいよ身に染みて感じてきました。

 

さて聞いたところによるもの含め今日本という国が世界に対して「結構にみっともないなぁ」と思うところ2点。

①に「喫煙許容」の感覚。

②に「電車の中は痴漢だらけ」です。

いやはや見苦しく聞き苦しいテーマですがコレら世界の先進国レベルからすれば「驚愕」の未発展振りで、すこぶるカッコ悪いことですね。

 

日本人の許容度というか懐の深さというものが感じられるところなのでしょうが、日本人全体でもうそろそろ「何とかしよう」と真面目に声をあげていく必要があるのでしょうね。

「臭いものに蓋」ではイケませんね。

①の場合は嗜好品でありその自由度に関しては全く異論はありませんが世界の標準からするとお粗末すぎますね。

オリンピック・パラリンピックときたら「タバコの無い」という点は既にその世界では当然の流れで、室内であれば「受動喫煙」を避けるためにまずはそれが当たり前の思想。

分煙のための喫煙室の存在すら否定されている国も多数です。

 

外国人が多数訪れるようになった日本ですが、法整備はまったくお粗末。厚労省は3月に150㎡以下は「喫煙可」を提案するようで当初の案からはかなり喫煙者に甘くなるようです。

それにならって東京都まで「全禁煙」が決められないよう。

何故にこれほど健康に関わる施策が進められないのかが不思議でなりませんね。

よく喫煙者の「権利」ともまた喫煙者からのクレームがあるとも言われますが「その程度の禁煙が我慢できない」というのもこれまた不思議。

自宅に帰って思う存分楽しめばそれでイイのでは?と思ってしまいます。

 

ここド田舎の飲食店ではありますが、先般浜岡の叔母さんと入ったレストランは仕切りの無い、いわゆる喫煙者も非喫煙者も「空間は同一」の分煙方式でした。

まぁカタチだけの「禁煙席」で全くと言ってイイほどの無意味さ。

喫煙者には「自分の食事が終われば吸う」という「ちょっとした傲慢さ」があって、他の人が食事をしていようが、まったくお構いなしをよくお見受けします。

 

たまたまその人は小学生の子供を同伴していましたが、厳しい言葉ではありますが、その子がリスクに曝されるのはその親を持った不幸、しかし近くにいる私どもはその方とは何の関りもありませんからね。

私は父も祖父もまた友人たちは殆どヘビースモーカーで至ってその煙には慣れていますが、こう世の中で「受動喫煙」による「肺がんリスク」「心筋梗塞」について騒がれているとやはりそのニコチン攻撃には不愉快です。

 

父と祖父のそのタバコにまつわる色々を目の当たりにした結果私はそれを忌避するようになったのですが。

そして勝手ではありますが知り合いは許せて他人は許せないというのがそれです。

若い頃はその件で突飛な行動をしたものでした。

お斎に出向いて施主さんがタバコを吸い出しても勿論文句も言わずにイイ子にしている私がいますが。

 

②はそのみっともない犯罪は日本に限ったことでは無いようですがとにかく、都内の山手線・私鉄含めて、あの殺人的混雑は狂気に近いものがあります。

最近は冤罪の恐怖もありますが、犯行を咎められて線路上に逃走するなどという事案の頻発。

何しろあのすし詰め状態は常習犯にとっては楽園の如きなのでしょう。

山手線では車両に防犯カメラを設置して対応するとのことでしたが、あの無茶苦茶状態でどうその犯行をとらえることができるのでしょうか。

全くその監視の目が無い無防備よりは抑止の力となりましょうが、とにもかくにもこの醜態状況は泣き寝入りせずに「コイツです」と声をあげて周囲も協力して断固として挙げちまうことが肝心です。過去のセクハラについて「私も・・・」と手を挙げようという風潮が巻き起こっていますが日本においてもその

「Me too」の声をあげるべきですね。

 

日本人の男どもの程度の低さというものがいよいよ世界に知れ渡りましょう。

 

気になる件といえば防犯カメラで明らかにその下手人を撮影した場合、肖像権を理由にお気軽に公表できないというのもイケないかと思います。以前コンビニの店頭に万引犯の顔写真を掲示したところ「やりすぎ」の声があがりました。

カメラに犯行状況をおさえた場合、バシバシと駅前・改札口に掲示したとすればその破廉恥な行為は無くなることかと思いますが。

 

画像は昨日の境内の梅たち。

実のなる白い花の南高梅に関しては花芽は極少で期待薄。

①の鐘楼前の紅梅はそれに反して花がたくさん咲きそうです。

②の枝垂れ梅も薄いピンクで花芽は十分。③本堂北。

④⑤が昨年親鸞さんの花立てに入っていた梅?を挿し木したものです。8本チャレンジして4本根付きました。

そのうちの1本、花一輪を付けたものが真っ先に咲いてくれました。