謎多き西郷で一番の謎 北条家の墓たち

病原性大腸菌「0-157」というミクロ世界から現れる脅威は絶対に放置できない状況にいたっています。いわゆる大腸菌の中でも一番にタチの悪い代物ですからね(大腸菌の種類などみな嫌悪しますが・・・)。

先般もスーパーのお惣菜コーナーにて大量食中毒が発生していましたが遂に子供さんが亡くなるなどの最悪の事案に。

感染源は当初の「ポテトサラダ」だったのですがトングを介して違うお惣菜に広がっていたといいます。

 

私は以前から「こりゃ参った」という景色を見て「こんなんでいいのか」と疑問に思っていたことがありますが、それがホテルの朝食やら各飲食店で見かけるお気軽サービス、「バイキング(ブュッフェ)形式」。

自身で勝手に給仕して食べるというヤツです。DIYでご自由というスタイルはいかにも「好きなものをお好きにどうぞ」というものですのでファンも多く私どもも当たり前のようにそれもよろこんで利用していました。

 

しかし「ご自由にの対象が一言で言って「不特定多数」に尽きるのです。悪意の有る無しに関わらずやはり上記のトングやスプーンフォークからしゃもじまで管理が「イイ加減だろ」と思わせる事が多々目に付きますね。

給仕器具を落としたり、他の品の使用をごちゃ混ぜにしたり、握りの部分が食品に触れていたり・・・

 

特にこれでは感染症をバラまいているようにしか思えないというのが、御飯のお替りの図。使用したお茶碗に炊飯器からよそったしゃもじの御飯をよそりつける場面は見たくないです。

そのしゃもじは水の注がれた容器に納められますが、おそらくアレはばい菌だらけの水溶液のような気がしてなりません。

せめてお替りの際は新たにお茶碗を用意していただきたいですね。

 

食品の並べられたエリアでも誰かゴホゴホやっていれば興ざめになりますね。温暖異常気象は大腸菌等の増殖をたすけましょう。人の口に入るものの「扱いを生業とする」方たちはその大いなる「恥」に至らないよう。ケアしていただきたいものです。

しっかりとした業界ではコストをかけているはずです。

0-157などの検体キットシステムなどは市場に出ていますのでまともな会社では的確なチェックを行っているはずです。

また蛇足ですが0-157には緑茶カテキンが有効と昔から言われています・・・。がぶ飲み推奨!!

 

さて掛川の西郷について何回か記しましたが、この地区で「はてさて・・・」と思わずをいられない墓地群があります。

 

特に「北条直政」という人物に「え?」と思わぬ人はいないでしょう。

こちらでの「直政」とは北条氏政の子(またはこちら)で小田原北条氏が滅亡した折に、この地に辿り着いたといいます。

 

 

4つあるうち一番大きな左から2番目の墓碑①③。

墓碑銘に北条氏政の法名の「慈雲院殿勝岩傑公大居士」が見えますが「凰翔院寄雲宗詳大禅定尼」は氏政の継室だそうです。

そして「慈光院殿祥雲妙禎大姉」も氏政の妻で直政の母とのこと。

元和の頃に直政が建てたものを田辺氏が再建したものと⑥裏側に。

 

一番右の墓石⑤

「長盛院殿泉厳玄清大居士」が氏重、「宝珠院殿月性玉鈴大姉」に五十鈴とあります。北条氏重夫婦と思われます⑨。

氏重の法名は袋井上嶽寺のものと同じです。

 

右から2番目④

「高徳院殿禅岳泰定大居士」が直政「承徳院殿禅室貞戒大姉」が萩乃とあります⑧。

 

一番左②

「筒徳院寒岩霊松居士」 資久 「承徳院松岩貞操大姉」小菊

⑥は寛文時代(1661~1673)のもの。 

 

わからないことばかり。

改修前の墓石も拝見したかったというのもありますが・・・

 

個人お宅の敷地内にて管理されています(場所はこのあたり)。

小田原北条の末裔としてこの地にて血縁をつなげているとすれば奇特なことです。

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コメント: 4
  • #1

    河東村出身者 (金曜日, 15 9月 2017 08:48)

    氏勝の降伏時のエピソード(都筑と松下が説得に当たった)を見るに、遠州との繋がりは結構まだあって、家康ー門の関東移封のどさくさに紛れてポッとあいた土豪のところに入った、といった経緯を想像してしまいます。

  • #2

    小山昭治 (金曜日, 15 9月 2017 08:50)

    ポテトが元なのかトングが元なのか。
    但し 食べた全員が発症したわけではありません。
    何が違うのでしょう。
    近頃は人の抵抗力が減っているとか。
    余りにもきれい好きな事が多すぎます。
    これでは無菌状態で育っているのと同じになります。
    きれいもいいのですが、抵抗力をつけるのも考えないと
    生活が出来なくなります。
    何でもこれで万全と言うことはありません。
    自己防衛も必要ではないでしょうか。

  • #3

    今井 一光 (金曜日, 15 9月 2017 22:28)

    河東さま ありがとうございます。
    そのような流れはきっとあったはずですね。
    表に出せずひっそりと・・・

  • #4

    今井 一光 (金曜日, 15 9月 2017 22:36)

    小山さま ありがとうございます。
    キレイ好き、殺菌マニアも度を越えると「無菌状態」が仇ととなって
    かえって「新手 強敵」の攻撃に蹂躙されてしまいますね。

    「適当に不潔がイイ」とは言いきれませんが、ある程度バイ菌ともお付き合い
    しておかないとダメなような気がします。
    歳を重ねたり幼少期で抵抗力がない世代には「夏の食べ物」は要注意なのかもしれませんが。