東山洛翠の「不明門」 伏見城移築

昨晩遅くに東海地区の大雨の報は犬山とのことでした。

前回の犬山を襲った線状降水帯による豪雨は相良から出た拙寺檀家さんのお宅に落雷を招いて、電気系統の損傷から「3日間風呂に入れなかった」と聞いたばかりでしたので、またか・・・と思っているとさらに中央道の土砂崩れのニュース。

 

その雨の名残か当地にも早暁に結構な雨がありましたが、夜明けとともに夏の日差しが訪れてくれました。

久し振りに法務予定のない週末の晴れとはありがたいことで私の腹積もりが進捗しました。

 

週末とあって社会人として大先輩の同級生らと「情報交換」と称しての夜遊びでほっつき歩いている愚息を叩き起こして、懸案の屋根屋の仕事をしてもらいました。

ちなみに情報交換とは元の同級生の不祥事についてのよう。

若い連中の間ではムリもないことかも知れませんが狭い町ですから関係者みなさん気の毒に思います。

 

屋根屋の仕事とは冬場に屋根裏を闊歩する野良ネコに対応するためです。

庫裏と本堂に連結する直角の連結部分の屋根下に開いた空間の2か所を閉鎖してもらう作業です。夏場の炎天下にはさすがにネコはいないでしょうから。大工さんはこういう些細な場所の作業は割愛するようです。

もしやネコが屋根裏に入っていると厄介なことになりかねませんので暑くて屋根裏などにはいられないという日を狙っていたのでした。

 

下で材を供給、作業をニヤニヤしながら指示するのが私。

息子は焼けた銅葺き屋根に熱い熱いと文句を言いながらの作業でしたがまぁこれで冬季の屋根裏のドタバタ大騒ぎがなくなる事を期待できます。

 

彼ら(ネコで間違いないとの確証は幾度もその出入りを目撃しているからです)の入出口に開かずの門扉を設けてがっしりと固めてやりました。まぁこういう仕事は気長にやっていかないと・・・古い家ですからまだまだどこかしらに出入り口がありそうです。

 

さて、カレーでも「カレーうどん+ネギ」のコンビは夏の食べ物として私のマイブームのイチ押しです。以前は夏季に?と見向きもしなかったのですが、東山の行列のうどん屋さんに息子に連れて行かれて以来、評価はup up 。そして冬よりも「夏こそ」とこの夏、かなりの頻度で食させていただいています。

奥方はいよいよ「有難い」と益々気軽にそれ+冷奴のコンビで出してくれます。少々心配なのは塩分ですが、バナナのカリウムで排出しようという腹積もり。

 

東山の鹿ケ谷通のうどん店の近く、白川通に伏見城から移築したといわれる「開かずの門」があります。洛翠なる庭園の通沿いになります(場所はこちら)。

 

正式名称は「不明門」でこの字をもって「あけずの門」。

横須賀城にもその手の門がありました。門が開くときは城内で死者が出た時のみといいましたが、こちらの門はいままで一度も開いたことがないといいます。

その存在たるや何のため?

 

画像③は不明門の先、京都市動物園入口。④⑤は鹿ケ谷通。

⑥が拙寺庫裏のネコの門入口。