またカレー 唐人 林五官に水野元彭 等々 西来院

昨晩報じられたニュースのタイトルで「がん抑制に『ウコン』の力」というものがありました。

「抗がん剤と遜色ない」とまで。

「カレーの香辛料ターメリックとしても知られる『ウコン』の成分を利用し、がんの進行を大きく抑えることにマウスの実験で成功したとする研究結果を、京都大のチームがまとめた」というものでした。

 

お知らせの通り、今年の盂蘭盆会の法話テーマは「カレーを喰え」の如く。

毎度毎度拙寺の檀家さんへのメッセージは(医者でもないのに)方向性は一つ「健康長寿」です。

緑茶から始まって体操、ヨガ、念仏メディテーション等、材料は色々。時にその道のプロの先生をお呼びしてそのテーマについてお話していただいていました。

 

今回の「カレー」については私の「夏はカレー」という迷信染みた夏バテ予防法にこれまでに得たそれに含まれる各香辛料が「体にイイ」という漠然としたイメージでしたが、最近になってターメリック(ウコン)が「アルツハイマー」の原因となる「アミロイドβ」というゴミを除去する効果があるという話を耳に入れました。ということでその「カレーを喰え」になったのでした。痴呆症は加齢とともにどなたでも起こりえますが、このアルツハイマーは疾病です。

 

そしてその病状はとても身近であってその症状を抱えた人を見た事のない方はおそらくいないでしょう。近親者であればよりショッキングな症状です。

そして誰もが「その病にはなりたくない」という思いがあることは事実だと思います。

アメリカの学会発で、比較対象がアメリカ人であるのだと思いますが、何らかのカタチでターメリックを摂取している頻度の高いインド人とでは4倍のアルツハイマー患者があるといいます。

 

本堂に集まった皆さんも健康長寿であったとしてもそのアルツハイマーになったら「しょうもない」というところは一同感ずるところがあったのではないかと思いました。

私も将来の為の訓練というか飽きが来るのかどうかを試すという意味で毎日ターメリックを摂取しています。

ちなみに今晩はカレーうどん(+ターメリック粉末)でした。

 

九条ネギをのせた夏のカレーうどんは今マイブーム。ライスもいいですが、奥方からレトルトならともかく毎晩カレーというのも作る方が飽きると・・・

ただし、この習慣がアルツハイマー症への療法のみでしたらもうそろそろ、いいだろうのレベルだったのでしたが、昨晩出てきたニュースがまたすばらしい。

大いに背中を押された気分です。カレーがガンに効果があるなどは今の私にとってまさに棚からぼた餅的幸運です。

確実ということはありませんので両疾病とも「なっちゃったらなっちゃった」で致し方ありませんが、目標(健康長寿)をもって生活するという意味では励みですね。あくまでもダメ元。

 

さて、昨日upした墓碑画像をさらっと流しておしまいにしていましたが、一応お寺(西来院)の掲示板にあった墓碑のうち2件について参考までにそのまま転記いたします。

 

水野元彭の墓

江戸天保年間に老中として活躍した水野忠邦公の家老職であった水野元彭(平馬)も多くの家臣と浜松へ移った。

俳や和歌の才も秀れ、俳号は凹凸斉五雲と称した。しかし四十四才の若さで1821年9月26日死去した。辞世の句は

   「白露の 千草に濡れむ いざさらば」

 

林五官の墓

五官は中国の貿易商で、天正二年(1574)航海中大暴風雨に遭遇、遠州灘に漂着。以後浜松に永住し、家康公の知遇を受け、日本で初めて銅活字を鋳造した(重要文化財)ほか、医療・運送等にも天分を発揮した。

 

他にもお墓が紹介されていましたが割愛。