河曲と書いて「かまがり」将に川が曲がってる!!

昨日は、叔母の付き合いで隣町の役場へ。

印鑑証明のカードを紛失したというので、新しく作り直しに行きました。どうせかなりややこしくなるだろうと察して、叔母の保険証(身分証)に印鑑数本をしっかり持参して叔母を連れて担当のカウンターへ。

 

すると係の女性が言うには、「それでは作れません」と。

折角気合を入れて来たにもかかわらずヘロヘロになりました。

受付では83歳のお婆さんを目の前にして「免許証は・・・?」と仰います。あるワケありません。

「ではパスポートは・・・?」と聞かれて「超面倒くせぇ」と思ったところにマイナンバーの写真付きカードを作れと振られました。ちなみに今一つ提案された方法は「同じ市民の証人を1名連れて来る」とのこと。ついホールを内に目をやって、知った顔がいないか見まわしましたがそれほど旨い話は転がっていません。

 

何だかわからずホントに意味不明。あの「マイナンバー」とやらが遠因なのでしょうね。

少々キレかかったところで隣の家内から「ややこしくなるからあなたはあっちで待っていなさい」と諭されて「沈黙」しました。

さらなる解決策の「一旦同意書を送付するのでその書面を持って再申請」ということになりました。

役所とは一筋縄では絶対に行かない場所ですね。ますますああいう場所に行くことに恐怖感を覚えました。スンナリいった試しがありませんね。

 

私の心根がへし曲がっているのか無意味な管理をしたがるお国が悪いのかよくわかりませんが、私としてはオレオレ詐欺の方にもっとしっかりとした対策ができないかと思います。

結果として悪意の詐欺師には難なくフリーで「まんまと仕事」を成し遂げさせて、正当な事由の事務仕事にハードルを設けるなど開いた口が塞がりません。

 

さて、3日連続で記した近江五箇荘の和田山城ですがその南側に「河曲」(かまがり)という集落があります。

この字の通り、愛知川の支流で同様に琵琶湖に流れ込む河川(大同川)が集落を貫いていますがその川がまさにくねくねと曲がっているのです。

 

河が曲がっているから「かまがり」。

「かわまがり」→「かぁまがり」→「かまがり」と地形を地名にしたそのわかりやすさは素晴らしい。

さの集落にも当然の如く真宗寺院、本念寺がありますが(場所はこちら)なにしろこの地区は民家が立ち並んだうえに道幅は狭く、殆ど車1台すれ違いが厳しいような場所があって路駐は無理。

その際は近くのコンビニで飲料を購入しながらしばらく車を置かせていただいたほどです。

河の近くの本念寺は天文十七年(1548)創建といわれる大谷派の寺ですがこの位置から推測すれば信長の蹂躙に遭遇したことは間違いないでしょうね。

本堂前には「易往而無人」の石柱が光っていました。

 

ブログ的にいえば本念寺前のT字路手前にある河曲神社前に建つ宝塔がお目当てということになりますね。

 

格狭間とその中の三茎蓮華は長勝寺の宝塔に似ていますが、こちらの宝塔の方がバランス的にはイイものがあります。

相輪上部の欠損が惜しいですね。よく見れば各石材の質に違いも感じられますが本当のところは不明。まあ看板の通り鎌倉期の銘が入っているようです。背後格狭間の両脇に判読できませんでしたが何か記してあります。

 

そもそもこの「河曲」に関してはあの「南北諸士帳 神崎郡」には以下の記述があって不詳ながらこの河曲神社あたりに城館があったと推測してしまいます。

 

河曲                   河曲又

河曲       佐々木随兵       清水源八

河曲                   清水四郎右衛門

河曲                   清水六兵衛

 

諸士帳に和田山の記述が無かったこと、和田集落は真っ隣で徒歩で5分もかからないことから上記の関りも考えたくなってしまいます。尚、上記河曲・清水の名は現在の住居図には見ることはできません。

 

最後の画像がコンビニのある県道から見た河曲区越しに見た和田山。